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[季節] 仲冬を主に三冬(12月を主に11月から1月)植物季題

[季題] 冬芽(ふゆめ)

[副題] 冬木の芽(ふゆきのめ)
 
      副題『冬木の芽』の例句へ
 
 
 桜や樫の木など落葉樹は冬の間休眠しているように見えるがやがて来る春に萌え出す。
 
 芽は大抵秋のうちにでき寒さに耐えられるように固い鱗片で覆われて冬を越す。これを冬芽と云う。
 
 常緑樹の松や樟なども小さな冬芽を育んでいてやがて来る春を待っている。
 
 これら小さな芽が育ちそれが確かな形となりふくらんでくると春は近い。
 

 
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冬芽の俳句 清月俳句歳時記/野田ゆたか編の12月の植物俳句のページです。例句は、芭蕉のほかは現在活動中の有季定形・伝統的俳句作家の皆様の俳句から抽出しています。編者野田ゆたかnoda yutakaは、平成24年1月現在、ホトトギスで指導を仰ぐとともにインターネット俳句「清月」を主宰しています。[季節]仲冬を主に三冬(12月を主に11月から1月)植物季題[季題] 冬芽(ふゆめ)[副題]冬木の芽(ふゆきのめ)桜や樫の木など落葉樹は冬の間休眠しているように見えるがやがて来る春に萌え出す。芽は大抵秋のうちにでき寒さに耐えられるように固い鱗片で覆われて冬を越す。これを冬芽と云う。常緑樹の松や樟なども小さな冬芽を育んでいてやがて来る春を待っている。これら小さな芽が育ちそれが確かな形となりふくらんでくると春は近い。▼副題『冬木の芽』の例句ページへ リンク▼冬芽の俳句 名刹の百の雑木の冬芽かな 西崎佐知▼冬芽の俳句 日当れる枝に魁けゐる冬芽 門田窓城▼冬芽の俳句 大空に枝張り上げし冬芽かな 池末あけみ▼冬芽の俳句 乏しくも我が庭に生ゆ冬芽愛づ 土井木賊▼冬芽の俳句 外湯まで伸び来し枝の冬芽かな 加藤美津子▼冬芽の俳句 銀色の光やさしく冬芽かな 久保田昌子/冬芽の俳句 天日に冬芽ふくらむ辛夷かな 西村舟津/冬芽の俳句 しつかりと存在しめす冬芽かな 大畠宮子/冬芽の俳句 逞しき牡丹の冬芽愛でにけり 奥田不二子/冬芽の俳句 枝先を彩り初めし冬芽かな 清水恵山/冬芽の俳句 あをぞらを覗く冬芽や駅ホーム 池下よし子/冬芽の俳句 人知れず冬芽膨らむ野球場 田村公平/冬芽の俳句 ふと庭に出でて冬芽のしたたかに 片岡正枝/冬芽の俳句 封じたる固さに未来期す冬芽 門田あさひ