12-b-09
007.gif
[季節] 仲冬を主に三冬(12月を主に11月から1月)天文季題

[季題] 冬の星(ふゆのほし)

[副題] 凍星(いてぼし)   荒星(あらぼし)
冬の星の俳句
    寒昴(かんすばる)  冬銀河(ふゆぎんが)
 
 
   副題『凍星』の例句へ 副題『冬銀河』の例句へ
 
 
 冬は大気が澄み青白く凍てついたように見え昴やオリオン座などの星々が鮮やかに見える。
 
 凍星・星凍つは寒さを強調した表現。
 
 昴は冬の魁でやがてオリオンが主役になる。
 
 銀河(天の川)は単に「銀河」と詠むと秋の題となるので冬を付して「冬銀河」と詠まれる。
冬の星の俳句 清月俳句歳時記12月の天文俳句のページです。例句は、芭蕉のほかは現在活動中の有季定形・伝統的俳句作家の皆様の俳句から抽出しています。編者野田ゆたかは、平成22年1月現在、ホトトギス及び未央で指導を仰ぐとともにインターネット俳句「清月」を主宰しています。 [季節] 仲冬を主に三冬(12月を主に11月から1月) 天文季題 [季題] 冬の星(ふゆのほし) [副題] 凍星(いてぼし) 星凍つ (ほしいつ) 寒昴(かんすばる) 冬銀河(ふゆぎんが) 冬は大気が澄み、青白く凍てついたように見え、昴やオリオン座などの星々ががあざやかに見えます。 凍星、星凍つは、寒さを強調した表現です。昴は冬の魁で、やがてオリオンが主役になります。 銀河(天の川)は、単に「銀河」と詠むと秋の題となるので、冬を付して「冬銀河」と表現します。冬の星の俳句 住み古りて寂びれし漁港冬の星 井川芳子。冬の星の俳句 枝伐りし樟に寒星高くあり 岡村紀洋。冬の星の俳句 大気澄み冬の星座の煌めけり 松宮育子。冬の星の俳句 冬の星きらり流れて闇に入る 森戸しうじ。冬の星の俳句 家路急く坂正面に冬北斗 池下よし子。冬の星の俳句 遠航の星座華やぐ冬北斗 田村公平。冬の星の俳句 荒星や博多は屋台多き街 瀬尾睦夫