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[季節] 晩秋を主に三秋(10月を主に8月から10月)植物季題
 

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      「」の副題『稲筵』の例句のページです。
 
 
 
 稲筵には次の二つの解釈がある。多くは@の意で詠まれる。
 
@稲田の遠くつらなっているさま。
 
  江戸初期の俳諧式目書/松永貞徳著/慶安4年(1651)刊の解釈。
 
A稲が実って倒れ伏したようす。又そのように乱れたもののたとえ。
 
  山家集(平安末期/西行法師)に「夕露の玉しく小田の稲筵かぶす穂末に月ぞすみける」とある。
 
 ※ 籾筵は、脱穀した籾を干すものであり、稲筵とは異なる。

稲筵の俳句 清月歳時記/野田ゆたか遍 haiku noda yutaka saijiki 例句は、インターネット俳句清月俳句会の投句及び廃刊俳誌「引鶴」の雑詠句或いは芭蕉俳句などから抽出しています。清月庵 大阪府枚方市 有季定型俳句 伝統俳句の歳時記のページです。編者野田ゆたかは、インターネット俳句「清月」を主宰しています。[季節] 晩秋を主に三秋(10月を主に8月から10月)植物季題このページは例句のみを掲出しています。「稲」の副題『稲筵』の例句のページです。季題の『稲』のページへ リンク副題『稲穂』の例句ページへ リンク副題『稲穂波』の例句ページへ リンク▼副題『稲の秋』の例句ページへ リンク▼副題『初穂』の例句ページへ リンク稲筵には次の二つの解釈がある。多くは@の意で詠まれる。@稲田の遠くつらなっているさま。 江戸初期の俳諧式目書/松永貞徳著/慶安4年(1651)刊の解釈。A稲が実って倒れ伏したようす。又そのように乱れたもののたとえ。山家集(平安末期/西行法師)に「夕露の玉しく小田の稲筵かぶす穂末に月ぞすみける」とある。※ 籾筵は、脱穀した籾を干すものであり、稲筵とは異なる。/稲筵の俳句 稲筵耀ふ果ての湖光る 門田窓城/稲筵の俳句 黄金に日々染まりゆく稲筵 高橋泉也/稲筵の俳句 城遠く置きて果てなき稲筵 西ア佐知/稲筵の俳句 穂を朶み一気に黄ばむ稲筵 西村舟津/稲筵の俳句 黄金色美しきかな稻筵 瀧尻久美子/稲筵の俳句 連山を遥かに置きて稲莚 山本とも江/稲筵の俳句 大和路の神神の里稲筵 奥田不二子