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[季節] 仲冬を主に三冬(12月を主に11月から1月)植物季題

[季題] 枯木(かれき)

[副題] 枯木宿(かれきやど)
 
 
 落葉樹で冬になって葉を落とし尽くした木であたかも枯れたかのように見える木のことを云う。

 枯木と云っても枯死した木ではない。
 
 庭や宿の周辺に枯木のある家を枯木宿という。
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枯木の俳句歳時記 清月俳句歳時記12月の植物俳句のページです。例句は、芭蕉のほかは現在活動中の有季定形・伝統的俳句作家の皆様の俳句から抽出しています。編者野田ゆたかは、平成22年1月現在、ホトトギス及び未央で指導を仰ぐとともにインターネット俳句「清月」を主宰しています。 [季節] 仲冬を主に三冬(12月を主に11月から1月) 植物季題 [季題] 枯木(かれき) [副題] 枯木宿(かれきやど) 落葉樹で冬になって葉を落とし尽くした木であたかも枯れたかのように見える木のことを云う。 枯木と云っても枯死した木ではない。 枯木の中の家を枯木宿という。 枯木の俳句 其かたち見ばや枯木の杖の長 松尾芭蕉 枯木の俳句 蒼き灯のどれもが遠し枯木宿 西崎佐知 枯木の俳句 枝ぶりも顕にそびゆ枯木かな 加藤ひかり 枯木の俳句 枯れ果てしメタセコイアの鋭き秀 門田あさひ 枯木の俳句 くぐりゆくアーチの薔薇の枯れつくす 村上唯志 枯木の俳句 傾きし夕日とどまる枯木かな 中山泰山 枯木の俳句 枯木なほ風に吹かれて落すもの 野田ゆたか/枯木の俳句 名にし負ふ寒涛荒ぶ枯木灘 稲福昌一/枯木の俳句 枯れてなほ蒼古の雅び御神木 門田窓城/枯木の俳句 一切を捨てオブゼェとして枯木 西村舟津/枯木の俳句 神木も枯木となりて弧高なる 宇都宮美智子/枯木の俳句 影の濃き枯木の道の倉庫街 林雄次郎/枯木の俳句 山里の枯木賑ふ木偶坊 橋本幹夫/枯木の俳句 枯木梳く風や学童紺づくめ 金城博之/枯木の俳句 アップダウンコースは長し枯木道 山本とも江/枯木の俳句 大木の骨格見えし枯木かな 水野良子/枯木の俳句 枯木道まんまる月や影ながし 杉橋てつ/枯木の俳句 電飾の灯り枯木の華やげり 池下よし子/枯木の俳句 電飾の青を枯木に咲かす夜々 竹中三津子/枯木の俳句 庭の木々思ひ思ひの枯木なる 福島二美