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[季節] 仲冬を主に三冬(12月を主に11月から1月)動物季題

[季題] 浮寝鳥(うきねどり)

[副題] 浮寝鴨(うきねがも)
 
 
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 水鳥が水に浮かんだまま首を羽の間に差し入れ身じろぎをせず眠りながら漂っている姿をいい冬の趣が深い。
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浮寝鳥の俳句 清月俳句歳時記/野田ゆたか遍のページです。例句は原則として文語旧仮名遣いで詠まれた有季定型の伝統的俳句を取り上げています。[季節] 仲冬を主に三冬(12月を主に11月から1月)動物季題[季題] 浮寝鳥(うきねどり)[副題] 浮寝鴨(うきねがも)水鳥が水に浮かんだまま首を羽の間に差し入れ身じろぎをせず眠りながら漂っている姿をいい冬の趣が深い▼副題『浮寝鴨』の例句へ/浮寝鳥の俳句 御狩場の天日暗し浮寝鳥 村上唯志/浮寝の俳句 陵濠の安らぐ鴨の浮寝かな 西村舟津/浮寝鳥の俳句 燦燗の浪を良しとし浮寝鳥 土井木賊/浮寝鳥の俳句 浮寝鳥日の斑の波の揺藍に 門田窓城/浮寝鳥の俳句 さざ波をゆりかごとして浮寝鳥 吉井竹志/浮寝鳥の俳句 ひたすらに眠りの世界浮寝鳥 青木菅子/浮寝鳥の俳句 帰心なき如く浮寝の番鴨 近藤清女/浮寝鳥の俳句 浮寝鳥覚めて水輪を広げけり 小川和子/浮寝鳥の俳句 つかの間に群となりゐて浮寝鳥 伊藤知子/浮寝鳥の俳句 夕日受け波にゆだねる浮寝鳥 吉田静代/浮寝鳥の俳句 廃船に吹き寄せられる浮寝鳥 前川嘉風/浮寝鳥の俳句 波まかせ風まかせなる浮寝鳥 橋本照子/浮寝鳥の俳句 残照の光まばゆき浮寝鳥 後藤允孝/浮寝の俳句 水鳥や濠に浮寝の夕間暮 山口広子/浮寝鳥の俳句 少しずつ岸を離るる浮寝鳥 池田幸恵/浮寝鳥の俳句 浮寝鳥風に流され陣なさず 東 嘉子/浮寝鳥の俳句 湾頭のよどみに深く浮寝鳥 西岡甲子/浮寝鳥の俳句 川風の意のままにして浮寝鳥 本田敏子/浮寝鳥の俳句 帰心なき如く浮寝の番鴨 近藤清女/浮寝鳥の俳句 浦漁港風鎮もりぬ浮寝鳥 野田ゆたか