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[季節] 仲冬(11月30日から)  行事季題
 
[季題] 顔見世(かほみせ/かおみせ)
 
[副題] なし
 

 昔は太夫元と役者とは毎年旧暦11月(新暦12月)に契約を更新し新しい顔触れで興行した。
 
 これが「顔見世」で、狂言の組み方などに厳しい決まりがあったという。
 
 明治以降は顔見世の形式は急速に廃れてしまったが今でも京都四条大橋の袂にある南座の十二月興行は顔見世と呼ばれ東西の大看板が座を組み往時の名残をとどめている。
顔見世の俳句 清月俳句歳時記/野田ゆたか編の12月の俳句のページです。例句は、芭蕉のほかは現在活動中の有季定形・伝統的俳句作家の皆様の俳句から抽出しています。編者野田ゆたかは、平成25年1月現在、インターネット俳句「清月」を主宰しています。[季節] 仲冬(11月30日から)行事季題[季題] 顔見世(かほみせ/かおみせ)[副題] なし・昔は太夫元と役者とは毎年旧暦11月(新暦12月)に契約を更新し新しい顔触れで興行した。これが「顔見世」で、狂言の組み方などに厳しい決まりがあったという。明治以降は顔見世の形式は急速に廃れてしまったが今でも京都四条大橋の袂にある南座の十二月興行は顔見世と呼ばれ東西の大看板が座を組み往時の名残をとどめている。<例句>/顔見世の俳句 顔見世や街で出合ひし藤十郎 松山寿美/顔見世の俳句 わくわくと顔見世まねき勘亭流 池下よし子/顔見世の俳句 顔見世を出て見上げたる月まろし 長谷山順江