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[季節] 仲冬を主に三冬(12月を主に11月から1月)生活季題

[季題] 猪鍋(ししなべ)

[副題] 牡丹鍋(ぼたんなべ)
 
 
 猪肉は縄文時代から食べられていた。

 薄切りにした猪肉を葱・葱・芹・椎茸・蒟蒻・豆腐と一緒に煮込み味噌で味付けされたものを猪鍋という。

 煮る前の猪肉が牡丹の花びらのように見えることから牡丹鍋とも云う。

 料理人は大皿に猪肉を満開の牡丹の花のように盛りつけたりする。

 古くはは薬喰の一種だったが近年の俳句は薬喰とは別題として詠まれる。
猪鍋の俳句haiku saijiki 清月俳句歳時記/野田ゆたか編の12月の生活俳句のページです。例句は、芭蕉のほかは現在活動中の有季定形・伝統的俳句作家の皆様の俳句から抽出しています。編者野田ゆたかnoda yutakaは、平成24年1月現在、ホトトギスで指導を仰ぐとともにインターネット俳句「清月」を主宰しています。[季節] 仲冬を主に三冬(12月を主に11月から1月)生活季題[季題] 猪鍋(ししなべ)[副題] 牡丹鍋(ぼたんなべ)猪肉は縄文時代から食べられていた。関西で好まれる薄切りにした猪肉を葱・葱・芹・椎茸・蒟蒻・豆腐と一緒に煮込み味噌で味付けされたものを猪鍋という。煮る前の猪肉が牡丹の花びらのように見えることから牡丹鍋とも云う。料理人によっては大皿に猪肉を満開の牡丹の花のように盛りつけたりする。古くはは薬喰の一種だったが近年の俳句は薬喰とは別題として詠まれる。<例句>・牡丹鍋の俳句 牡丹鍋つづく落人物語 舘野翔鶴・猪鍋の俳句 猪鍋を吊す煤けし自在鉤 稲福昌一・猪鍋の俳句 丹波路や猪鍋鬻ぐ旗赤き 西村舟津・牡丹鍋の俳句 合掌家自在鉤には牡丹鍋 石崎そうびん・牡丹鍋の俳句 一村の闇を深めし牡丹鍋 野田ゆたか/猪鍋の俳句 猪鍋や猟自慢より始まりぬ 木村宏一