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[季節] 仲冬を主に三冬(12月を主に11月から1月)生活季題
 
[季題] (ろ)
 
[副題] 囲炉裏(いろり)  炉明り(ろあかり)
 
    炉話(ろばなし)
 

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 ふつう囲炉裏のことを炉というが古くは炉と言えば茶事で用いる炉のことであった。
 
 囲炉裏は家の土間や床の一部を切って設けた火を焚く所で昭和30年頃までの農家では大きな炉を切り開いて薪や榾を燃やし物を煮たり暖をとったりしていた。
 
 今では囲炉裏は珍しいものにものになっている。
 
 テレビやラジオがなかった時代の火を囲んでの炉辺の語らいは楽しいものだった。
炉の俳句 清月俳句歳時記/野田ゆたか編の12月の俳句のページです。例句は、芭蕉のほかは現在活動中の有季定形・伝統的俳句作家の皆様の俳句から抽出しています。編者野田ゆたかは、平成25年1月現在、インターネット俳句「清月」を主宰しています。[季節] 仲冬を主に三冬(12月を主に11月から1月)生活季題[季題] 炉(ろ)[副題] 囲炉裏(いろり)炉明り(ろあかり)    炉話(ろばなし)     ▼副題『囲炉裏』の例句ページへ リンクふつう囲炉裏のことを炉というが古くは炉と言えば茶事で用いる炉のことであった。 囲炉裏は家の土間や床の一部を切って設けた火を焚く所で昭和30年頃までの農家では大きい炉を切り開いて薪や榾を燃やし物を煮たり暖をとったりしていた。今では囲炉裏は珍しいものにものになってしまった。テレビやラジオがなかった時代の火を囲んでの炉辺の語らいは楽しいものだった。/炉の俳句 客人の焚くにまかせて山家の炉 舘野翔鶴/炉の俳句 公達の裔を自負する炉の主 西ア佐知/炉の俳句 語部の訛親しき炉辺明り 稲福昌一/炉の俳句 大津絵を四方にお茶所の炉火入れず 門田窓城/炉の俳句 蜑集ひ上座下座もなき炉かな 貫野浩/炉の俳句 炉畳を踏まぬ気遣ひ母思ふ 山中明石/炉の俳句 炉話は先人の知恵夜の更くる 池田幸恵