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[季節] 仲冬(12月)        生活季題

[季題] 古暦(ふるごよみ)

[副題] なし。
 
 
 新しい暦を手にするとそれまでの暦は古暦となる。
 
 年の暮までは古暦を用いる。
 
 12月も押しつまって新しい暦が売られたり配られたりすると使用中のものでも古暦という感じがする。
 
 日めくりが残り少なくなり4〜5枚になったりするといかにも押し迫った年の暮れの感じが深まる。
 
 カレンダーも暦の一つである。
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古暦の俳句歳時記 清月俳句歳時記12月の生活俳句のページです。例句は、芭蕉のほかは現在活動中の有季定形・伝統的俳句作家の皆様の俳句から抽出しています。編者野田ゆたかは、平成22年1月現在、ホトトギス及び未央で指導を仰ぐとともにインターネット俳句「清月」を主宰しています。 [季節] 仲冬(12月) 生活季題 [季題] 古暦(ふるごよみ) [副題] なし。 新しい暦を手にするとそれまでの暦は古暦となる。年の暮までは古暦を用いる。 12月も押しつまって、新しい暦が売られたり配られたりすると、使用中のものでも古暦という感じがするし、日めくりが残り少なくなり、四、五枚になったりすると、いかにも押し迫った年の暮れの感じが深まる。 カレンダーもまた古暦である。 古暦の俳句 一日を大切に生き古暦 山本宏子 古暦の俳句 気に入りの外すに惜しき古暦 秋山英 古暦の俳句 モナリザの謎の微笑み古暦 川上真太郎 暦果つの俳句 日程のはみ出てをりし暦果つ 長田穂峰 古暦の俳句 老ゆほどに経ち易き日よ古暦 森本順子 古暦の俳句 古暦吾句の一葉捨惜む 野田ゆたか 古暦の俳句 ふり返る日々のメモ書古暦 池下よし子/古暦の俳句 古暦書き込み多く埋もれけり 奥野晶子/古暦の俳句 通院の記録となりし古暦 姉歯義ひろ/古暦の俳句 吾の句載る古暦とて棄てきれず 森本恭生/古暦の俳句 古暦楽しき一事あればなほ 門田窓城/古暦の俳句 書込も残り少なくし古暦 木村宏一/古暦の俳句 古暦捨つるに惜しき希臘遺跡 高橋泉也/古暦の俳句 捨て難き大事なメモや古暦 清水恵山/古暦の俳句 一年の重さ失ふ古暦 松山寿美