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[季節] 仲冬を主に三冬(12月を主に11月から1月)生活季題

[季題] 蒲団(ふとん)

[副題] 干蒲団(ほしぶとん)
 
 
 布団は年中用いられるが元々寒さを防ぐもので寒いときが最も感じが深いので冬の季題となる。
 
 布団は袋状に縫った布の中に綿や鳥の羽毛などをつめた寝具をいい敷蒲団と掛蒲団がある。
 
 蒲団は元来座禅の時に敷いて座る蒲の葉を編んだ円座のことであった。
 
    ※夏用の布団は「夏蒲団」といい夏の季題となる。
布団の俳句歳時記 清月俳句歳時記12月の生活俳句のページです。例句は、芭蕉のほかは現在活動中の有季定形・伝統的俳句作家の皆様の俳句から抽出しています。編者野田ゆたかは、平成22年1月現在、ホトトギス及び未央で指導を仰ぐとともにインターネット俳句「清月」を主宰しています。 [季節] 仲冬を主に三冬(12月を主に11月から1月) 生活季題 [季題] 蒲団(ふとん) [副題] 干蒲団(ほしぶとん) 布団は年中用いられるが、もともと寒さを防ぐもので寒いときが最も感じが深いので冬の季題となる。 布団は、袋状に縫った布の中に綿や鳥の羽毛などをつめた寝具をいい、敷蒲団と掛蒲団がある。蒲団は、もともとは座禅の時に敷いて座る、蒲の葉を編んだ円座のことであった。 ※夏用の布団は「夏蒲団」といって夏の季題となる。 布団の俳句 被き伏蒲団や寒き夜やすごき 芭蕉 布団の俳句 新しき蒲団にありし綴じ笑窪 姉歯義ひろ 布団干すの俳句 蒲団干す鳩時計より陽は確か 川崎孝二 布団干すの俳句 ほかほかと干した蒲団に老の夢 大西吉子 蒲団干すの俳句 独り居は何かと忙し布団干す 藤戸寿枝 羽蒲団の俳句 夫に買う思ひのたけの羽布団 保坂道子