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[季節] 仲冬(12月月)       生活季題

[季題] 年の市(としのいち)

[副題] 歳の市(としのいち)
 
 
 新年用の品物を売る市のこと。
 
 古くは12月中旬ころから大晦日まで各地の社寺の境内に大市が立った。
 
 神棚・注連飾・門松・俎・若水桶・橙・楪・裏白・串柿・昆布・茶碗・松竹梅の盆栽・その他新年調度などを売る市をいう。
 
 東京の浅草寺・深川八幡・神田明神、大阪の黒門市場などの賑わいが有名であるが各地のデパート・商店街などでも12月中旬ごろになれば年の市が立つ。
 
 年の市が立つと賑わいで歳末らしい気分がみなぎる。
年の市の俳句歳時記 清月俳句歳時記12月の生活俳句のページです。例句は、芭蕉のほかは現在活動中の有季定形・伝統的俳句作家の皆様の俳句から抽出しています。編者野田ゆたかは、平成22年1月現在、ホトトギス及び未央で指導を仰ぐとともにインターネット俳句「清月」を主宰しています。 [季節] 仲冬(12月月) 生活季題 [季題] 年の市(としのいち) [副題] なし。 新年用の品物を売る市のこと。12月中ごろから大晦日まで、各地の社寺の境内に大市が立つ。 神棚・注連飾・門松・俎・若水桶・橙・楪・裏白・串柿・昆布・茶碗・松竹梅の盆栽・その他新年調度などを売る市をいう。 東京の浅草寺・深川八幡・神田明神、大阪の黒門市場などの賑わいが有名であるが、デパート、商店街などでも12月中旬になれば年の市が立つ。 年の市が立つと賑わい、歳末らしい気分がみなぎる。 年の市の俳句 年の市線香買に出ばやな 松尾芭蕉 年の市の俳句 荷開きの間も商へり年の市 松山寿美 年の市の俳句 人混みの方へ方へと年の市 堀口まゆみ 年の市の俳句 人波に逆らいて行く歳の市 駒田暉風 年の市の俳句 高野槙飛ぶように売れ年の市 佐藤美和子 年の市の俳句 年の市抽選会の鐘やまず 長嶺 勇 年の市の俳句 赤札をのべつ差替へ年の市 野田ゆたか