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[季節] 仲冬(12月)             生活季題

[季題] 煤払(すすはらひ/すすはらい)

[副題] 煤竹(すすだけ)  煤掃(すすはき)  煤湯(すすゆ)
 
 
  新年を迎えるために年末に家の内外の煤埃をくまなく掃清める風習である。
 
 昔は朝廷や幕府で12月13日に行う年中行事の一つであった。
 
 今は寺社などは別としてまちまちに大晦日近くに行う家が多い。
 
 煤払に使う篠竹を「煤竹」という。
 
 この日老人・子供が邪魔にならないように別室に籠るのを「煤籠」といい手伝わずにどこかへ出かけてしまうことを「煤逃」という。
 
 煤払を終えて入る風呂を煤湯という。
煤払の俳句歳時記 清月俳句歳時記12月の生活俳句のページです。例句は、芭蕉のほかは現在活動中の有季定形・伝統的俳句作家の皆様の俳句から抽出しています。編者野田ゆたかは、平成22年1月現在、ホトトギス及び未央で指導を仰ぐとともにインターネット俳句「清月」を主宰しています。 [季節] 仲冬(12月) 生活季題 [季題] 煤払(すすはらひ/すすはらい) [副題] 煤竹(すすだけ) 煤掃(すすはき) 煤湯(すすゆ) 新年を迎えるために、年末に家の内外の煤埃をくまなく掃き清める風習である。 昔は朝廷や幕府で、12月13日に行う年中行事の一つであった。今は寺社などは別として、まちまちに大晦日近くに行う家が多い。 煤払に使う篠竹を「煤竹」という。 この日老人・子供が邪魔にならないように別室に籠るのを「煤籠」といい、手伝わずにどこかへ出かけてしまうことを「煤逃」という。 煤払を終えて入る風呂を煤湯という。 煤払うの俳句 旅寐してみしやうき世の煤はらひ 松尾芭蕉 煤払の俳句 姉かぶり目深に巫女や煤払 横田寿賀子 すすはらいの俳句 かしこみてまづ本殿の煤払 北川紀美手 煤逃げの俳句 煤逃げの誘ひ誘はれ寺まゐり 長田穂峰 煤払の俳句 煤払ずれ落ちさうな架裟をかけ 津田鴻林 すす逃げの俳句 煤逃げやいつもの倍のウォーキング 高橋泉也 煤払うの俳句 何にでも便利な男煤払ふ 野田ゆたか