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[季節] 仲冬を主に三冬(12月を主に11月から1月)生活季題

[季題] 障子(しやうじ/しょうじ)

[副題] なし。
 
 
 障子は日本家屋の採光と保温を兼ねた冬の建具である。
 
 古くは障子といえば襖も含んだが現在では採光のできる明り障子を単に障子と言っている。
 
 障子は冬のみに用いられるものではないが貼りたての障子の明るさ古く破れたもののわびしさなど冬の季節感が感じられる。
 
 障子を通して仄かに入ってくる光の部屋は落着きを感じさせる。
 
 
  ※障子はずす(仲夏・6月)→葭戸(仲夏・6月)
  ※障子洗う・障子貼る (晩秋・10月)は、別題となる。
障子の俳句歳時記 清月俳句歳時記12月の生活俳句のページです。例句は、芭蕉のほかは現在活動中の有季定形・伝統的俳句作家の皆様の俳句から抽出しています。編者野田ゆたかは、平成22年1月現在、ホトトギス及び未央で指導を仰ぐとともにインターネット俳句「清月」を主宰しています。 [季節] 仲冬を主に三冬(12月を主に11月から1月) 生活季題 [季題] 障子(しやうじ/しょうじ) [副題] なし。 障子は、日本家屋の採光と保温を兼ねた冬の建具である。 古くは障子といえば襖も含んだが、現在では採光のできる明り障子を単に障子と言っている。 障子は、冬のみに用いられるものではないが、貼りたての障子の明るさ、古く破れたもののわびしさなど冬の季節感が感じられ、障子を通してほのかに光の入った部屋は落ち着きを感じる。 [参考] 障子はずす(仲夏・6月)→葭戸(仲夏・6月) 障子洗う・障子貼る (晩秋・10月)は、別題となる。 障子の俳句 川越えの番屋に古りし江戸障子 吉井竹志 障子の俳句 新築の障子明りに未来あり 岸野幸子 障子の俳句 老い二人煤け障子の間に達者 山口丘刀 障子の俳句 障子明り幽か二の丸御殿かな 西村舟津 障子の俳句 句の宿の寺の広間の白障子 和泉清一 障子の俳句 大津絵の鬼に囲まる障子の間 佐藤美和子 障子の俳句 閉ざすより障子明りの九体仏 野田ゆたか