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[季節] 仲冬を主に三冬(12月を主に11月から1月)天文季題

[季題] 鎌鼬(かまいたち)

[副題] なし
 
 
 原因は不明だが冬の寒気現象のはずみで突然皮膚が裂けて鎌の刃が触れたような傷ができること。

 皸・皹より規模が極めて大きな傷で大気に晒されている顔面や手甲などにできる。

 昔の人が鼬に似た妖獣の仕業と信じていたことから鎌鼬の名が残っているという。

 古くは冬の信越地方に多く発生したと言われている。
竜斎閑人正澄画
『狂歌百物語』より
鎌鼬の俳句 清月俳句歳時記/野田ゆたか遍のページです。例句は原則として文語旧仮名遣いで詠まれた有季定型の伝統的俳句を取り上げています。[季節] 仲冬を主に三冬(12月を主に11月から1月)天文季題 [季題] 鎌鼬(かまいたち)[副題] なし。原因は不明だが気象現象のはずみで突然皮膚が裂けて鎌の刃が触れたような傷ができること。皸・皹より規模の極めて大きな傷で大気に晒されている顔面や手甲などにできるもの。昔の人が鼬に似た妖獣の仕業と信じていたことから鎌鼬の名が残っているという。古くは冬の信越地方に多く発生したと言われている。/鎌鼬の俳句 弾丸が耳を掠める鎌鼬 橋本幹夫