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[季節] 仲冬(12月)        時候季題

[季題] 極月(ごくげつ)

[副題] なし。
 
 
 旧暦12月の異称であるが年の極まる月という意味で現在の暦でもその月の極まる感じをもって12月に用いられる。
 
 極月のほか十二月の異称として「師走(しわす)・季冬(きとう)・黄鐘(こうしょう)・窮陰(きゅういん)・臘月(ろうげつ)・春待月(はるまちづき」などがある。

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極月の俳句 清月俳句歳時記12月の時候俳句のページです。編者野田ゆたかは、平成22年1月現在、ホトトギスに投句して指導を仰ぐとともにインターネット俳句「清月」を主宰しています。 [季節] 仲冬(12月) 時候季題 [季題] 極月(ごくげつ) 旧暦12月の異称であるが、年の極まる月という意味で、現在の暦でもその月の極まる感じをもって用いられる。/極月の俳句 稀に人打つ極月の札所守る 村上唯志/極月の俳句 地下街を出て極月の蛾眉の月 西ア佐知/極月の俳句 極月の満月樟の宮冥し 岡村紀洋/極月の俳句 極月に得し一閑を伊賀の湯へ 高橋泉也/極月の俳句 極月に背中押されてゐる心地 松山寿美/極月の俳句 極月の商魂みたる小商ひ 南部静季/極月の俳句 極月や車列追抜く救急車 野田ゆたか
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極月の俳句 清月俳句歳時記/野田ゆたか遍のページです。例句は原則として文語旧仮名遣いで詠まれた有季定型の伝統的俳句を取り上げています。編纂者 野田ゆたかは清月庵主です。noda yutaka。極月の俳句 極月や筆とる心のみ急きて 岡崎桜雲。極月の俳句 極月のまだあるゆとり映画みる 小林圭子。極月の俳句 極月や月まで届く靴の音 松井芳朗。極月の俳句 極月の道路工事の音尖る 森田勝彦。極月の俳句 極月や師より賜はる干支色紙 杉山春萌。極月の俳句 極月へ一年の皺寄せて来る 川上真太郎。極月の俳句 極月や無事の掛軸この年も 池下よし子。極月の俳句 極月の夕日だるまとなりて落つ 長田穂峰。極月の俳句 極月の電車追抜く救急車 野田ゆたか。