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[季節] 初冬(11月)         植物俳句 
 
[季題] 
石蕗の花(つはのはな/つわのはな)
 
[副題] なし。

 
 海岸や海辺の山に自生するキク科の常緑多年草。
 
 葉は蕗に似て厚く深緑色で光沢がある。
 
 花は真っ直ぐな花軸を60センチほど伸ばし菊に似た頭状花を散房状に開く。
 
 暖地の海辺や畦などに自生するが観賞用に庭にも植えられる。
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季節の花300より
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石蕗の花の俳句 清月俳句歳時記/野田ゆたか遍の植物俳句のページです。例句は、インターネット俳句清月俳句会の投句及び廃刊俳誌「引鶴」の雑詠句或いは芭蕉俳句などから抽出しています。例句は原則として文語旧仮名遣いの有季定型俳句を取り上げています。清月の所在地 大阪府枚方市[季節] 初冬(11月)植物季題[季節] 初冬(11月)植物俳句  [季題] 石蕗の花(つはのはな/つわのはな) [副題] なし。海岸や海辺の山に自生するキク科の常緑多年草での花。葉は蕗に似て厚く、深緑色で光沢がある。花は、真っ直ぐな花軸を60センチほど伸ばし、菊に似た頭状花を散房状に開く。暖地の海辺や畦などに自生するが、観賞用に庭にも植えられる。「石蕗」だけでは花のことにならないので、「石蕗明り」のような使い方は季語として適切ではない。「石蕗の花明り」と使うべきでしょう。・つわぶきの俳句 水昏れてよりのつわぶき黄の密に 西崎佐知・石蕗の花の俳句 作務僧の無言の立居石蕗の花 松山寿美・石蕗の花の俳句 日の斜面風の斜面の石蕗の花 門田窓城・石蕗の花の俳句 御書院の傘灯篭に石蕗の花 西川壽賀子・石蕗の俳句 石蕗は黄に茶室に二つ躙口 西村舟津・石蕗の花の俳句 温泉の郷に僅かとなりし石蕗の花 南部静季・石蕗蕗の俳句 花石蕗の雨に昏さのなかりけり 寺本光堂・石蕗の花の俳句 静かなる池を色づけ石蕗の花 土井木賊・石蕗の花の俳句 名刹を訪ふ人稀に石蕗の花 姉歯義ひろ・石蕗の花の俳句 石蕗咲いて林泉の景ととのふる 辻多津子・花石蕗の俳句 花石蕗のさかりを活けてをりし僧 井川芳子・石蕗の花の俳句 夕暮や明りの如き石蕗の花 岩間れい子・石蕗の花の俳句 せせらぎの黄のきはたてり石蕗の花 池下よし子・石蕗の花の俳句 お茶会の庭の一隅石蕗の花 梅田澄子・石蕗の花の俳句 石蕗咲きて石庭の相新たにす 竹中三津子・石蕗の花の俳句 水揚げも程よく活けり石蕗の花   有馬やよこ・石蕗の花の俳句 石積みの途切れし所石蕗の花 飯岡良一・石蕗の花の俳句 故郷は石蕗の花咲く野でありぬ 木村宏一・石蕗の花の俳句 石蕗の花筧の流れ染めゐたり 高橋泉也・石蕗の花の俳句 石蕗は黄に朽ちし土塀の武家屋敷 武田愛女・石蕗の花の俳句 在りし日の父母の温もり石蕗の花 山中明石・石蕗の花の俳句 石蕗の黄に先師の忌日回り来る 吉野濃菊・石蕗の花の俳句 名刹や石に添ひたる石蕗の花 田中雍子・石蕗の花の俳句 法要のひと日暮れゆく石蕗の花 松岡推月・石蕗の花の俳句 過疎の島浜辺に石蕗の花濃かり 松葉律子・石蕗の花の俳句 石庭の佗に色そふ石蕗の花 大畠宮子・石蕗の花の俳句 坪庭の淋しさ消して石蕗の花 筒井省司・石蕗の花の俳句 昼餉とる岬の公園石蕗の花 森本順子・石蕗の花の俳句 虚子の句碑明るく囲む石蕗の花 川口善美・石蕗の花の俳句 石蕗咲くや色を沈めて池の鯉 堀口まゆみ・石蕗の花の俳句 恋占の花弁は奇数石蕗の花 野田ゆたか