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[季節] 初冬(11月)             植物季題

[季題] 茶の花(ちやのはな/ちゃのはな)

[副題] なし。
 
 
 茶は中国南西部原産のツバキ科の常緑低木で小春日和の続くころ白い円やかな花を葉陰下向きに咲かせる。
 
 黄色い蕊は大きく美しく良い香りがする。

 茶畑や生垣などの茶の花に気づいて立止まると白い蕾が葉裏に見えて清楚さと初々しさを感じさせる。
 
 茶の木の「茶」は植物名であり「お」を付けて「お茶の花」と呼ぶことはない。
 
「お茶の花」と言うと飲物の「茶」に付ける「お」となりお茶席の「お花」と解釈されることとなる。
 
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季節の花300より
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茶の花の俳句 清月俳句歳時記/野田ゆたか遍の植物俳句のページです。例句は、インターネット俳句清月俳句会の投句及び廃刊俳誌「引鶴」の雑詠句或いは芭蕉俳句などから抽出しています。例句は原則として文語旧仮名遣いの有季定型俳句を取り上げています。清月の所在地 大阪府枚方市[季節] 初冬(11月)植物季題[季題] 茶の花(ちやのはな/ちゃのはな)[副題] なし。茶は中国南西部原産のツバキ科の常緑低木で、小春日和の続くころ、白い円やかな花を葉陰下向きに咲かせる。黄色い蕊は、大きく美しく良い香りがする。茶畑、生垣などの茶の花に気づいて立ち止まると、白い蕾が葉裏に見えて、清楚さと初々しさを感じさせる。茶の木の「茶」は、植物名であり、「お」を付けて「お茶の花」と呼ぶことはない。「お茶の花」と言うと、飲物の「茶」に付ける「お」となり、茶席の「花」と解釈されることとなる。[茶の花言葉] 追憶・茶の花の俳句 茶の花を籬となして庵住ひ 西ア佐知・茶の花の俳句 茶の花を咲かせ山家の垣結はず 稲福昌一・茶の花の俳句 茶の花の一輪を挿す茶室かな 姉歯義ひろ・茶の花の俳句 茶の花に偲ぶ開山茶祖の寺 西村舟津・茶の花の俳句 茶の花のかくも静かに温かし 長嶺 勇・茶の花の俳句 茶の花の葉蔭にひそとうつむきて 橘川 重・茶の花の俳句 茶の花や禅林いよよ寂深む 山本とも江・茶の花の俳句 茶の花や火の見櫓の立つ部落 吉井竹志・茶の花の俳句 駿河路は茶の花日和極まりし 加納幸子・茶の花の俳句 茶の花や久しき郷里の香にしばし 南部静季・茶の花の俳句 茶の花や暮色の中の金の蘂 伊藤知子・茶の花の俳句 茶の花やバス終点の回転所 加藤哲夫・茶の花の俳句 日のにほひうけて茶の花可憐かな 西岡甲子・茶の花の俳句 茶の花の密かに香る祖谷の村 原口澄子・茶の花の俳句 茶の花に置いてきぼりの三輪車 橋本典子・茶の花の俳句 茶の花や同居に決まる三世代 杉山春萌・茶の花の俳句 茶の花の円やかに咲きこぼれゐて 山田笑子・茶の花の俳句 茶の花や利休座像に迎へられ 辻本和子・茶の花の俳句 垣間見る茶の花白くつつましき 水野良子・茶の花の俳句 茶の花の咲きて静かな坂の道 嶋きさ子・茶の花の俳句 比叡茶の歴史を語るお茶の花 林雄次郎・茶の花の俳句 茶の花や蕊の香強き風にのり 北野美代子・茶の花の俳句 望郷の茶の花日和なりしかな 及川輝子・茶の花の俳句 茶の花やまぶしきまでの金の蕊 岸野幸子・茶の花の俳句 茶の花の明るさほまち畑かな 吉田静代・茶の花の俳句 茶の花の白あたたかく母に似て 三村長閑・茶の花の俳句 茶の花や一と枝活けてお点前に 山口美琴・茶の花の俳句 公園に茶の花の咲く一ト処 佐藤美和子・茶の花の俳句 茶の花の小さくひっそり咲いてをり 梅田澄子・茶の花の俳句 茶の花や蕊の金色日を抱き 山口広子・茶の花の俳句 茶の花の咲きつぐ日和作務日和 野田ゆたか