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[季節] 初冬(11月上旬・陰暦10月の初亥の日)生活季題

[季題] 口切(くちきり)

[副題] なし
 
 
 春に精製し茶を入れて密閉した壺の封を茶道炉開きの日に切ることを口切という。

 この口切の茶葉を臼で碾いた抹茶を用いて行う茶会を口切の茶事という。

 この日の茶の調度類はすべて新しいものを用い茶道では一年で最も大切な茶会となる。
口切りの俳句 清月俳句歳時記/野田ゆたか遍のページです。例句は、インターネット俳句清月俳句会の投句及び廃刊俳誌「引鶴」の雑詠句或いは芭蕉俳句などから抽出しています。例句は原則として文語旧仮名遣いの有季定型俳句を取り上げています。清月の所在地・大阪府枚方市[季節] 初冬(11月上旬・陰暦10月の初亥の日)     生活季題[季題] 口切(くちきり)[副題] なし。 茶道の炉開きの日に春に精製した新茶を茶壺に密閉して夏を越させた壺の封を切ることを口切という。 この茶葉を碾いた抹茶を用いて行う茶会を口切の茶事という。 この日の茶の調度類はすべて新しいものを用い茶道では一年で最も大切な茶会となる。<例句>口切の俳句 口切に堺の庭ぞなつかしき 芭蕉/口切の俳句 口切やゆくゆくは継ぐ和菓子職 貫野 浩/口切の俳句 口切や雄町の水を汲みにゆく 橋本幹夫/口切の俳句 口切や朱のあざやかに飾紐 池下よし子/口切の俳句 口切に友と偲ぶや師の教へ 津田喜美/口切の俳句 まづ茶壺拝見をして口切に 清水恵山/口切の俳句 口切や京に名水涌ける宮 野田ゆたか