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[季節] 晩秋(10月)        植物季題

[季題] (かき)

[副題] 熟柿(じゆくし/じゅくし) 柿の秋(かきのあき)
    渋柿(しぶがき)      甘柿(あまがき)
渋柿の俳句
    豆柿(まめがき)      柿店(かきみせ)
    木守柿(こもりがき)    柿たわわ(かきたわわ)
 
 
 
 
 色・形・味などを異に多くの品種がある。
 
 古くから農家では庭先などに渋柿を植え干柿にして食べるほか渋を採り・防腐剤・調味料・染料などに用いられてきた。
 
 熟柿は木になったまま甘くなるまで熟したもの。

 豆柿は小粒の渋柿で渋を採るために栽培される。

 木守柿は翌年もよく実るようにと言うまじないとして梢に1・2個残しておくもの。
 
 
 
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柿の俳句 清月歳時記/野田ゆたか遍 haiku noda yutaka saijiki 例句は、インターネット俳句清月俳句会の投句及び廃刊俳誌「引鶴」の雑詠句或いは芭蕉俳句などから抽出しています。京都清月庵 木津川市 大阪清月庵 枚方市 有季定型俳句 伝統俳句の歳時記のページです。編者野田ゆたかは、インターネット俳句会「清月」を主宰しています。[季節] 晩秋(10月)植物季題[季題] 柿(かき)[副題] 熟柿(じゆくし/じゅくし) 柿の秋(かきのあき) 渋柿(しぶがき) 甘柿(あまがき) 豆柿(まめがき) 柿店(かきみせ) 木守柿(きもりがき) 柿たわわ(かきたわわ) 秋の果物の中でもことに親しまれ色・形・味などを異にに多くの品種がある。 古くから農家では庭先などに数本の渋柿を植え干柿にして食べるほか調味料・染料などに用いられていた。 甘柿の「富有柿・次郎柿」は本来渋味のある柿を改良されたもの。 熟柿は木になったまま甘くなるまで熟したもの。 豆柿は小粒の渋柿、渋を採るために栽培される。 木守柿は翌年もよく実るようにというまじないで梢に1・2個残しておく。 ▼「柿」の副題『熟柿』の例句ページへ リンク ▼「柿」の副題『柿の秋』の例句ページへ リンク ▼「柿」の副題『木守柿』の例句ページへ リンク ▼「柿」の副題『柿たわわ』の例句ページへ リンク・柿の俳句 里古りて柿の木持たぬ家もなし 松尾芭蕉・柿の俳句 存分に?げとて柿の挾み竿 舘野翔鶴・柿の俳句 山村の家毎の柿に夕日濃し 門田窓城・柿の俳句 家ごとに柿の大木村豊か 橘川 重・柿の俳句 柿熟るる下には硬き石畳 西ア佐知・柿の俳句 好天に隣家の柿の眩しかり 土館イサ・柿の俳句 かつらぎの風に磨かる柿の里 竹中三津子・柿の俳句 柿を椀ぐ日当るところ色づきし 南部静季・柿の俳句 この柿は母の手植と叔母に聞く 福島二美・柿の俳句 姑殿おしゃべりをして柿三つ 古川春美・柿の俳句 柿を売る姐の口調紀州弁 高橋泉也・柿の俳句 与一柿醂せし頃や父母を恋ふ 杉橋てつ・柿の俳句 デパートの売られし柿のてらてらと 池下よし子・柿の俳句 豊作の柿山里の明るさよ 樋口千恵・柿の俳句 村人の訛り豊かに柿の道 清水恵山・柿の俳句 柿熟れて雲なき空の広びろと 岩井純子・柿の俳句 杉木立抜けて明るき柿の里 岩本かず子・柿の俳句 小さくとも柿つらなりて枝垂れけり 久保田昌子・柿の俳句 柿好きと食わず嫌いの夫婦かな 駒田暉風・柿の俳句 夫の為柿を剥きしもなつかしく 保坂道子・柿の俳句 柿熟るる本瓦葺長屋門 市原遊亀・柿の俳句 豊作の柿せり出して道狭む 秋山英身・柿の俳句 柿椀ぐや竿易々と老知らず 水野良子・柿の俳句 柿二つ畳へ置きて客となる 川崎孝二・柿の俳句 柿も添へ主婦の集ひやティータイム 山口美琴・柿の俳句 いと小さき柿は豊かに人住まず 中野千江子・柿の俳句 これは又甘き柿喰べ柿談議 長谷山由実・柿の俳句 住み古りし里の眺めや柿熟るる 藤戸寿枝・柿の俳句 枝つきの我が家の柿を手土産に 能口和子・柿の俳句 落柿舎の古木に柿の熟れてをり 梅田澄子・柿の俳句 柿の実のまるい赤さを篭に盛る 野田ゆたか