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[季節] 晩夏を主に三夏(7月を主に5月から7月)動物季題
 
[季題] (せみ)
 
[副題] 初蝉(はつぜみ)   蝉の声(せみのこえ)
    蝉時雨(せみしぐれ) 油蝉(あぶらぜみ)
    みんみん       熊蝉(くまぜみ)
    落蝉(おちぜみ)
 
 
 
 
 
 
  梅雨が明け炎熱の中で一斉にいろいろな蝉の声が聞こえてくるのはいかにも夏らしい。

 鳴くのは腹部に発音器を持つ雄で雌は鳴かない。
 
 油蝉はジイジイと鳴く・みんみん蝉はミーンミーンと鳴く・熊蝉はシャーシャーと鳴く
 
 日中の蝉の声は暑苦しいが朝夕に聞く蝉の声は涼しい。
 
  ※ ツクツクホーシと鳴く法師蝉は秋の蝉で別題となる。 
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蝉の俳句 清月俳句歳時記/野田ゆたか遍のページです。例句は原則として文語旧仮名遣いで詠まれた有季定型の伝統的俳句を取り上げています。編纂者 野田ゆたかは清月庵主[季節] 晩夏を主に三夏(7月を主に5月から7月)動物季題[季題] 蝉(せみ)[副題] 初蝉(はつぜみ)蝉の声(せみのこえ)蝉時雨(せみしぐれ)油蝉(あぶらぜみ)みんみん 熊蝉(くまぜみ)落蝉(おちぜみ) ▼副題『初蝉』の例句へ▼副題『蝉の声』の例句へ▼副題『蝉時雨』の例句へ▼副題『油蝉』の例句へ▼副題『落蝉』の例句へ梅雨が明け炎熱の中で一斉にいろいろな蝉の声が聞こえてくるのはいかにも夏らしい。鳴くのは腹部に発音器を持つ雄で雌は鳴かない。油蝉はジイジイと鳴く・みんみん蝉はミーンミーンと鳴く・熊蝉はシャーシャーと鳴く日中の蝉の声は暑苦しいが朝夕に聞く蝉の声は涼しい。※ ツクツクホーシと鳴く法師蝉は秋の蝉で別題となる。<例句>蝉の骸の俳句 鳴き尽し蝉の骸の軽きこと 西村舟津/朝の蝉の俳句 蝉の影走る朝の庭のすみ 山本青水/蝉の木の俳句 蝉の木となり切っている大欅 飯岡良一/庭の蝉の俳句 庭の蝉人の気配に聡くして 森島緋紗江/蝉の俳句 雨上り一声残し蝉の発つ 斉藤けい子/蝉の羽化の俳句 月あかり蝉の羽化てふ神秘見る 森本順子/蝉の尿の俳句 すり足も飛立つ蝉の尿をうけ  木村宏一/蝉の俳句 鳴きつくし蝉のなきがら手のひらに 岩間れい子/朝蝉の俳句 朝蝉や紫煙は窓へ逃げてゆく 川崎孝二/蝉生まれるの俳句 山内に数多の穴や蝉生る 藤戸寿枝/朝の蝉の俳句 八人目曽孫生れて朝の蝉 水野惠以/蝉の俳句 蝉たちの織りなす杜のハーモニー 橋本典子/蝉の俳句 我が庭も蝉の世界となりにけり 迫間喜美子/蝉の俳句 地上での短き命燃やす蝉 八木徹/蝉の俳句 坪庭に戻らぬ蝉の穴二つ 筒井省司/熊蝉の俳句 風死して熊蝉にとり囲まるる 田中宇宙/蝉捕りの俳句 蝉捕りの網の届かぬ高さかな 岩本かず子/蝉の俳句 みんみんの中かなかなの声を待つ 林 雄次郎/蝉の俳句 蝉逃げて童の真顔崩れけり 野田ゆたか