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[季節] 晩冬(1月)        天文季題
 
[季題] 寒月(かんげつ)
 
[副題] 寒の月(かんのつき)
 
 
 天地凍てつく空にかかった見るからに寒々とした月をいう。
 
 天心に仰ぐときは夏の月より高度が高く星を遠ざけて冷徹そのものの鋭さがある。
 

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 冷え切って澄み渡る「冬の月」は別題となる。
 
冬の月(12月を主に11月から1月)へ
寒月の俳句 清月俳句歳時記/野田ゆたか遍のページです。例句は原則として文語旧仮名遣いで詠まれた有季定型の伝統的俳句を取り上げています。編纂者 野田ゆたか noda yutaka。[季節] 晩冬(1月天文季題[季題] 寒月(かんげつ)[副題] 寒の月(かんのつき)寒満月(かんまんげつ)寒月光(かんげっこう/かんげつこう)天地凍てつく空にかかった見るからに寒々とした月をいう。天心に仰ぐときは夏の月より高度が高く星を遠ざけて冷徹そのものの鋭さがある。▼副題『寒の月』の例句へ▼副題『寒満月』の例句へ▼副題『寒月光』の例句へ冷え切って澄み渡る「冬の月」は別題となる。▼冬の月(12月を主に11月から1月)へ寒月の俳句 寒月の引き絞りたる静寂かな 稲福昌一。寒月の俳句 寒月にぬれし甍や町眠る 清水恵山。寒月の俳句 寒月の青き光や浜の松 高橋泉也。寒月の俳句 寒月や鎮守の杜の木々揺れて 足立山渓。寒月の俳句 寒月を塾終へし娘と仰ぎけり 大場比奈子。寒月の俳句 寒月の孤高の街の寝しづまり 山本宏子。寒月の俳句 寒月や身に谺する靴の音 中野裕美恵。