平成二七年　一月

01/2015

大当り

２０１５年・平成２7年１月の月例俳句　野田ゆたか吟７句のページです。大当たりの俳句など。
野田ゆたかは、俳句を生涯学習にして有季定型、旧仮名遣いの伝統俳句を詠んでいます。句を詠むにあたっては、句風は明るく、作句は楽しく、句の趣は深くをモットーにしています。
／賀状の俳句　存問の言の葉嬉し賀状かな　野田ゆたか／手まりの俳句　洛陽に通りづくしの手毬唄　野田ゆたか／筆始めの俳句　右上り癖のめでたし筆始め　野田ゆたか／宝引の俳句　宝引きの騒ぎはしやげる大当り　野田ゆたか。
／老い春の俳句　掛冠の遙かとなりし老いの春　野田ゆたか／凍ての俳句　月影の凍てゆく夜々の伽藍かな　野田ゆたか／寒垢離の俳句　滝飛沫五体に浴びて寒垢離女　野田ゆたか。