二



1990/02
梅寒し
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2月の俳句。草青むの俳句 朝の陽を柔らに返し草青む。寒餅の俳句 吊餅を乾かしあげて寒明ける。梅の香の俳句 梅の香のありて無き日よ監察日。梅寒しの俳句 梅寒し城の哀史を聞きしより。麦踏の俳句 麦踏に馴れのリズムのあるらしく。春の俳句 歩き来て一里の道の春に触れ。余寒の俳句 余寒なお昨日に戻る稟議案。清月庵主 野田ゆたか。