二



1990/01
お山焼
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1月の俳句。初暦の俳句 初暦あゆ解禁の日を囲ふ。お山焼の俳句 お山焼音をなくして火の登る。寒蜆の俳句 寒蜆持てる命の音を聞く。二日の俳句 短冊の墨跡匂ふ二日かな。餅花の俳句 餅花の明けゆく光り柔らかき。冬薔薇の俳句 冬さうび挿して誕生祝ふ卓。三寒四温の俳句 髭を剃る鏡に四温感じつつ。清月庵主 野田ゆたか。皇室喪中 花火なしのお山焼となる。