清月俳句歳時記 野田ゆたか編
 
「西鶴忌」のページの付録
 
編者が感銘を受けた「西鶴」の詠句 43句
 
 
 
 
新年
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無季
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井原西鶴の俳句/元日の俳句 僧はたゝく春敲門や日の始め 井原西鶴/今朝の春(新年)の俳句 千金と宵だにいふを今朝の春 井原西鶴/御代の春の俳句 俳言で申や慮外御代の春 井原西鶴/蓬莱の俳句 蓬莱の麓にかよふ鼠かな 井原西鶴/子の日の俳句 人近く召させ給ひぬ子の日衣 井原西鶴/餅花の俳句 餅花や柳はみどりはなの春 井原西鶴/霞の俳句 我恋の松嶋も嘸はつ霞 井原西鶴/霞の俳句 霞つゝ生駒見ねども夕部哉 井原西鶴/曲水の俳句 曲水の水のみなかみや鴻の池 井原西鶴/道明寺祭の俳句 の俳句 祭る日もひまなき尼の水粉かな 井原西鶴/馬酔木の俳句 本丸の古道うづむ馬醉木かな哉 井原西鶴/桜の俳句 何と世に桜もさかず下戸ならば 井原西鶴/桜鯛の俳句 絶えて魚荷とふや渚の桜鯛 井原西鶴/鶉の巣の俳句 野鼠にゆかり持ちたり鶉の巣 井原西鶴/花の山の俳句 辻駕篭や雲に乗り行く花の山 井原西鶴/烏賊凧の俳句 風鳥の身やそれながら烏賊幟 井原西鶴/植樹の俳句 むくげ植ゑてゆふ柴垣の都かな 井原西鶴/更衣の俳句 長持に春ぞくれ行く更衣 井原西鶴/薪能の俳句 能や薪焼かぬ先よりこがるらん 井原西鶴/茂りの俳句 枝おほふ楸や山をかくし 井原西鶴/御田植えの俳句 戀人の乳守出で來こぬ御田植 井原西鶴/五月雨の俳句 五月雨や淀の小橋の水行燈 井原西鶴/蝉の俳句 蝉聞きて夫婦いさかひ恥づるかな 井原西鶴/愛宕参りの俳句 あたご火のかはらけなげや伊丹坂 井原西鶴/東寺瓜の俳句 車ぎりにかたわ有けり東寺瓜 井原西鶴/蛍の俳句 夜の錦うき世は昼の蛍かな 井原西鶴/芋の蔓の俳句 秋来ても色には出でず芋の蔓 井原西鶴/星祭の俳句 彦星やげにも今夜は七ひかり 井原西鶴/月見の俳句 憂世の月見過しにけり末二年 井原西鶴/菊の酒の俳句 菊酒に薄綿入のほめきかな 井原西鶴/無季の俳句 茶をはこぶ人形の車はたらきて 井原西鶴/無季の俳句 天下矢数二度の大願四千句なり 井原西鶴/無季の俳句 脉のあがる手を合してよ無常鳥 井原西鶴/山茶花の俳句 山茶花を旅人に見する伏見かな 井原西鶴/時雨の俳句 しゝしゝし若子の寢覺の時雨かな 井原西鶴/紙衣の俳句 牢人や紙子むかしは十文字 井原西鶴/師走の俳句 世に住まば聞けと師走の碪かな 井原西鶴/年木の俳句 深山辺のこころの風を年取木 井原西鶴/都鳥の俳句 こと問はん阿蘭陀広き都鳥 井原西鶴/霰の俳句 蓮の実を袖に疑ふ霰かな 井原西鶴/雪の俳句 雪空と鐘にしらるる夕べかな 井原西鶴/顔見世の俳句 顔見世は世界の図なり夜寝ぬ人 井原西鶴/大晦日の俳句 大晦日定なき世の定かな 井原西鶴