清月俳句歳時記 野田ゆたか編
 
「立子忌」のページの付録
 
編者が感銘を受けた「星野立子」の詠句 46句
 
 
 
 
新年の句
▼次へ
▼次へ
春の句
先頭へ
先頭へ
▼次へ
▼次へ
夏の句
▲上へ
▲上へ
先頭へ
先頭へ
▼次へ
▼次へ
秋の句
▲上へ
▲上へ
先頭へ
先頭へ
▼次へ
▼次へ
冬の句
▲上へ
▲上へ
先頭へ
先頭へ
清月俳句歳時記立子忌の付録 編者野田ゆたかの好きな立子の俳句46句の頁です。/初詣の俳句 子を抱いて石段高し初詣/獅子舞の俳句 格子戸を出し獅子舞の煙草喫ふ/初笑の俳句 初笑ひたしなめつつも祖母笑ふ/初電話の俳句 初電話ありぬ果して父の声/切り山椒の俳句 賑やかを持てきし人や切山椒/松の内の俳句 はらからの訪ひつ訪はれつ松の内 /芝火の俳句 焼けてゆく芝火時には琥珀色/春時雨の俳句 いくたびも秋篠寺の春時雨/涅槃図の俳句 山寺や涅槃図かけて僧一人/蒲公英の俳句 たんぽゝと小声で言ひてみて一人/土筆の俳句 まゝ事の飯もおさいも土筆かな/雛の俳句 雛の前今誰もゐず坐り見る/彼岸詣での俳句 誘ひあひ彼岸詣の老姉妹/虚子忌の俳句 うらうらと今日美しき虚子忌かな/桜餅の俳句 うかれたる心も少し桜餅/春草の俳句 春草を踏みゆきつゝや未来あり /鱚の俳句 漁師らに囲まれて鱚買ひにけり/夏めくの俳句 夏めくや庭土昼の日をはじき/葉桜の俳句 葉桜の影ひろがり来深まり来/薔薇の俳句 薔薇の香か今ゆき過ぎし人の香か/夏の星の俳句 アラビヤの空を我ゆく夏の星/未央柳の俳句 又きかれ未央柳とまた答へ/夏木立の俳句 又雨の太き糸見え夏木立/夏の雨の俳句 夏の雨明るくなりて降り続く/夏痩の俳句 夏痩と労はられゐてさからはず/浴衣の俳句 貴船路の心やすさよ浴衣がけ /門火の俳句 門火焚き終へたる闇にまだ立てる/新涼の俳句 新涼や起きてすぐ書く文一つ/溝蕎麦の俳句 みぞそばの水より道にはびこれる/秋七草の俳句 子の摘める秋七草の茎短か/秋茄子の俳句 秋茄子のいよいよ終る花少し/付仰ぐの俳句 父がつけしわが名立子や月を仰ぐ/蓑虫の俳句 蓑虫の留守かと見れば動きけり/虚子忌の俳句 この後は西の虚子忌と申さばや/冬支度の俳句 せはしとても暇はあるもの冬支度/草の絮の俳句 たのしさや草の錦といふ言葉 /口切の俳句 口切や日の当りゐるにじり口/石蕗の花の俳句 ゆたかなる水の流れや石蕗の花/冬の俳句 何といふ淋しきところ宇治の冬/朴落葉の俳句 朴の葉の落ちをり朴の木はいづこ/北風の俳句 北風やわが生涯の一里塚/ストーブの俳句 ストーブに温まりゐし手と握手/冬服の俳句 弱き身の冬服の肩とがりたる/竹馬の俳句 竹馬の雪蹴散らして上手かな/凍鶴の俳句 凍鶴にとゞく日ざしもしりぞきぬ/早梅の俳句 早梅に歩みよりゆく影法師