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[季節] 晩秋(10月)             植物季題

[季題] 烏瓜(からすうり)

[副題] なし。
 
 
 秋になると林中の木々や藪にからんだ蔓に卵ほどのまっ赤な実を幾つもぶら下げる。
 
 葉が落ち尽くしたあとも実がぶら下がっている。
 
 烏がこの実を好むのでこの名がある。
 
 また種子は結び文の形をしているので玉章(たまずさ)の名がある。
 
 この根から天瓜粉が作られる。
烏瓜の俳句 清月俳句歳時記10月の植物俳句のページです。例句は、インターネット俳句清月俳句会の投句及び廃刊俳誌「引鶴」の雑詠句或いは芭蕉俳句などから抽出しています。京都清月庵 木津川市 大阪清月庵 枚方市 有季定型俳句 伝統俳句の歳時記のページです。編者野田ゆたかは、インターネット俳句「清月」を主宰しています。[季節] 晩秋(10月)植物季題 [季題] 烏瓜(からすうり) [副題] なし。秋になると林中の木々や藪にからんだ蔓に卵ほどのまっ赤な実を幾つもぶら下げる。葉が落ち尽くしたあとも実がぶら下がっている。烏がこの実を好むのでこの名がある。また種子は結び文の形をしているので玉章(たまずさ)の名がある。この根から天瓜粉が作られる。手に採りて不意の軽さや烏瓜 松山寿美 荒蓼の庭を彩る烏瓜 奥田不二子 烏瓜種はえびすか大黒か 森本恭生 枯れきって直に垂るるや烏瓜 長嶺 勇 烏瓜垣に垂るるや五つ六つ 林雄次郎 花紡ぐタベとなりし烏瓜 東 嘉子 朽ちてなほ紅をとどめし烏瓜 野田ゆたか