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[季節] 晩秋(10月)       植物季題
 
[季題] 紫式部の実(むらさきしきぶのみ)
 
[副題] 紫式部(むらさきしきぶ)
    実むらさき(みむらそき)
    式部の実(しきぶのみ)
 

 山野に自生し庭に観賞用として植えられる1.5mから3mの落葉木で葉のつけ根より淡紫色の小花を開き実を結ぶ。
 
 花の一つ一つが光沢のある球形・紫色の美しい液果を付ける。
 
 俳句で単に「紫式部」と詠むと紫式部の実をさす。
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 季節の花300 より
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紫式部の実の俳句 清月歳時記/野田ゆたか遍 haiku noda yutaka saijiki 例句は、インターネット俳句清月俳句会の投句及び廃刊俳誌「引鶴」の雑詠句或いは芭蕉俳句などから抽出しています。清月庵 大阪府枚方市 有季定型俳句 伝統俳句の歳時記のページです。編者野田ゆたかは、インターネット俳句「清月」を主宰しています。[季節] 晩秋(10月)植物季題[季題] 紫式部の実(むらさきしきぶのみ)[副題] 紫式部(むらさきしきぶ)実むらさき(みむらそき)式部の実(しきぶのみ)山野に自生し庭に観賞用として植えられる1.5メートルから3メートル落葉木で夏に葉のつけ根より淡紫色の小花を開く。秋に花の一つ一つが光沢のある球形・紫色の美しい液果を付ける。<例句>/紫式部の実の俳句 實むらさきその色得つつある日和 村上唯志/紫式部の実の俳句 点綴の撓み重ねて式部の実 門田窓城/紫式部の実の俳句 塔頭のひとつは尼院実むらさき 西ア佐知/紫式部の実の俳句 料理茶屋混みて紫式部の実 貫野 浩/紫式部の実の俳句 紫は雅びなる色式部の実 吉井竹志/紫式部の実の俳句 一水のきらめく庭の実むらさき 奥田不二子/紫式部の実の俳句 姉の忌の近づく庭の実むらさき 加藤美津子/紫式部の実の俳句 千年古る弁天池や実むらさき 辻多津子/紫式部の実の俳句 鐘の音の余韻にゆらぐ式部の実 田中雍子/紫式部の実の俳句 実紫こよなく晴れし今朝の庭 岩井純子/紫式部の実の俳句 裏木戸をくぐれば紫式部の実 古川春美/紫式部の実の俳句 式部の実色づき初めし法の庭 山口広子/紫式部の実の俳句 枝々の撓み乱れし白式部 西野一朗/紫式部の実の俳句 石山の石の隙間に実むらさき   石崎そうびん/紫式部の実の俳句 濃き淡き日向日陰の実むらさき 池下よし子/紫式部の実の俳句 実紫女三人立ち止まり 田中由美子/紫式部の実の俳句 日を纏ひ色増す日々や式部の実 嶋きさ子/紫式部の実の俳句 余生とてすらすらゆかず式部の実 木津二郎/紫式部の実の俳句 人知れず穴城に熟れ式部の実 野田ゆたか