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[季題] 晩秋(10月)        植物季題
 
[季題] (きく)
 
[副題] 白菊(しらぎく)      懸崖菊(けんがいぎく)
    菊薫る(きくかをる/きくかおる)
    菊花展(きくくわてん/きっかてん)
    菊活ける(きくいける)  菊日和(きくびより)
    大菊(おほぎく/おおぎく) 小菊(こぎく)
    百菊(ひやくぎく/ひゃくぎく)
    初菊(はつぎく)      菊畑(きくばたけ)
    
  副題『白菊』の例句へ   副題『懸崖菊』の例句へ
 
 春の桜と並び称される日本の代表的な花。
 
 栽培菊は奈良時代に中国から薬用として渡来したといわれる。
 
 菊には延命長寿の滋液が含まれるという伝説があり平安時代に宮廷で菊酒を賜る行事が行われていた。
 
 園芸用の多彩な品種が栽培されるようになったのは江戸時代中期以降で現在では豪華な大輪や懸崖菊などが菊花展で競われる。
 
 菊と呼ぶのは重陽(旧暦9月9日)まででその後は「残菊」と呼び俳句では別題となる。
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菊の俳句 清月俳句歳時記 俳句のページです。例句は、インターネット俳句清月俳句会の投句及び廃刊俳誌「引鶴」の雑詠句或いは芭蕉俳句などから抽出しています。有季定型俳句 伝統俳句の歳時記のページです。編者野田ゆたかは、平成24年1月現在、インターネット俳句「清月」を主宰しています。例句は、松尾芭蕉を除き現在活動中の作家の俳句から抽出しています。[季題] 晩秋(10月)植物季題[季題] 菊(きく)[副題] 白菊(しらぎく) 懸崖菊(けんがいぎく) 菊薫る(きくかをる/きくかおる) 菊花展(きくくわてん/きっかてん) 菊活ける(きくいける) 菊日和(きくびより) 大菊(おほぎく/おおぎく) 小菊 (こぎく) 百菊(ひやくぎく/ひゃくぎく) 初菊(はつぎく) 菊畑(きくばたけ) ▼副題『白菊』の例句へ ▼副題『懸崖菊』の例句へ ▼副題『菊薫る』の例句へ ▼副題『菊花展』の例句へ ▼副題『菊活ける』の例句へ ▼副題『菊日和』の例句へ 春の桜と並び称される日本の代表的な花。 栽培菊は奈良時代に中国から薬用として渡来したといわれる。 菊には延命長寿の滋液が含まれるという伝説があり平安時代に宮廷で菊酒を賜る行事が行われていた。 園芸用の多彩な品種が栽培されるようになったのは江戸時代中期以降で現在では豪華な大輪や懸崖菊などが菊花展で競われる。 菊と呼ぶのは重陽(旧暦9月9日)まででその後は「残菊」と呼び俳句では別題となる。作成/菊の花の俳句 はやくさけ九日も近し菊の花 松尾芭蕉/菊の俳句 菊咲かせ人を愛して句集成る 舘野翔鶴/乱菊の俳句 乱菊のほつれ楽しむほどの風 西崎佐知/福助の俳句 福助も布袋達磨も菊仕立て 吉野濃菊/菊の俳句 端正の菊に八十路の一途かな 林 雄次郎/菊の大将軍の俳句 大手門潜れば菊の大将軍 石崎そうびん/菊の俳句 鉄壁の備ぞ菊の追手門 長田穂峰/菊の賀の俳句 菊の賀や村にしあはせ又ひとつ 森島緋紗江/大輪菊の俳句 大輪の菊絢燗と競ひけり 加藤哲夫/小菊の俳句 弔銃の千の小菊に鳴り渡る 橋本幹夫/小菊の俳句 一区画小菊の世界さり気なく 木村宏一/菊の俳句 検竿を以って菊鉢並べ替ふ 森本恭生/菊の俳句 茣蓙で巻き児を抱くやうに菊出荷 岩井純子/百菊の俳句 百菊の門開け放ち留守らしき 伊藤悦子/菊の俳句 色綾に屏風仕立ての畑の菊 小笠原ひろみ/菊の俳句 倒れ咲く菊括らむと抱き起こす 山田和江/菊の俳句 菊に祝ぐ友の力作墨絵展 及川輝子/菊の鉢の俳句 嵯峨野路やいつくも菊の鉢を置く 水野良子/菊の俳句 感嘆の声も瞳も菊にかな 辻本和子/小菊の俳句 冠の小菊さゆれて稚児の列 正木和子/古典菊の俳句 古典菊花の乱れに手間を掛け 戸本文雄/ドーム菊の俳句 ドーム菊最後の蕾持ってゐし 古川春美/潮菊の俳句 潮菊は衰へ見せず室戸岬 藤戸寿枝/菊大輪の俳句 菊大輪棋羅と並べり白寿邸 酒井牧人/菊の俳句 菊を活け手に残り香の一日かな 川村文香/菊の花の俳句 夫の忌や満を持したる菊の花 綾井 美/菊の叡山の俳句 盆景の琵琶湖に菊の比叡山 伊藤弥生/鉢の菊の俳句 一鉢の菊を楽しむ一ヶ月 加藤ひかり/菊の俳句 庭の隅今年も香る母の菊 三村長閑/菊の俳句 チームメート集ひて菊の喜寿米寿 西野一朗/菊の俳句 嬉しくて菊を抱へて職場まで 野田ゆたか