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[季節] 晩秋(10月)        植物季題

[季題] 榠りん(くわりん/かりん)

[副題] 花梨(くわりん/かりん) 
 
    海棠木瓜(かいだうぼけ/かいどうぼけ)
 

 榠りんは落葉高木で庭園などに植えられる。
 
 木の高さは7〜8メートルで10〜15センチの楕円形の実が秋に黄熟して優雅な香りを放つ。
 
 肉は硬く酸味と渋味があって生食には適さないが古くは砂糖漬けや蜂蜜漬けにして咳止め薬として用いられた。
 
 
※季題の榠りんの「りん」の漢字は、パソコンの水準外文字であり書込めないので仮名書きにしています。
 
 「榠りん」を漢字(画像)で書くと下のような字になります。



かりんの俳句 清月俳句歳時記10月の植物俳句のページです。編者野田ゆたかは、インターネット俳句「清月」を主宰しています。例句は、原則旧仮名遣い・有季定型・伝統俳句です。 [季節] 晩秋の俳句(10月の俳句) 植物季題 [季題] 榠櫨の実(くわりん/かりん) [副題] 海棠木瓜(かいだうぼけ/かいどうぼけ) 榠櫨は落葉高木で庭園などに植えられる。木の高さは7〜8メートル、実は長さ10〜15センチの楕円形の実が秋に黄熟して優雅な香りを放つ。肉は硬く、酸味と渋味があって生食には適さないが、古くは、砂糖漬けや蜂蜜漬けにして咳止め薬として用いられた。 かりんの俳句 武骨顔されど香のよし榠櫨の実 川崎郁子 かりんの俳句 榠櫨熟れ無骨な貌を枝毎に 本郷智子 かりんの俳句 黄を極め香りを放つ榠櫨の実 阿部和雄 かりんの俳句 昨日まで人住みし家花梨の実 藤本春苑 かりんの俳句 榠櫨の実大樹の枝の饒りたる 橋本幸子 かりんの俳句 風に明け榠櫨ごろごろ落ち居たり 山口丘刀 かりんの俳句 神苑の高きにありし榠櫨かな 野田ゆたか