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[季節] 晩秋を主に三秋(10月を主に8月から10月)動物季題
 
[季題] (ひよどり)
 
[副題] (ひよ)
 

 鶫よりやや大きく20cmくらいの鳥で尾が長い。
 
 全体に灰色でピーヨ・ピーヨ・ピルルとやかましく鳴く。
 
 本州中部以北に棲息するものは秋になると温暖な地方に移り山に棲息するものは人里近くへ降りてくる。
 
 雑木林で群れをなし庭などへもやって来て南天・八手・青木など色のついた実を好んでついばみ山茶花(さざんか)・椿の花蜜を吸う。
 
 留鳥であるが秋になると人里に現れよく目にするので俳句では秋の題として詠まれる。
鵯の俳句 清月歳時記/野田ゆたか遍 haiku noda yutaka saijiki 例句は、インターネット俳句清月俳句会の投句及び廃刊俳誌「引鶴」の雑詠句或いは芭蕉俳句などから抽出しています。清月庵 大阪府枚方市 有季定型俳句 伝統俳句の歳時記のページです。編者野田ゆたかは、インターネット俳句「清月」を主宰しています。[季節] 晩秋を主に三秋(10月を主に8月から10月)動物季題[季題] 鵯(ひよどり)[副題] 鵯(ひよ)鶫よりやや大きく20cmくらいの鳥で尾が長い。全体に灰色でピーヨ・ピーヨ・ピルルとやかましく鳴く。本州中部以北に棲息するものは秋になると温暖な地方に移り山に棲息するものは人里近くへ降りてくる。雑木林で群れをなし庭などへもやって来て南天・八手・青木など色のついた実を好んでついばみ山茶花(さざんか)・椿の花蜜を吸う。留鳥であるが秋になると人里に現れよく目にするので俳句では秋の題として詠まれる。<例句>/鵯の俳句 赤い実を零し鵯けたたまし 清水恵山/鵯の俳句 呼びて鳴き応へて鳴きぬ鵯の群 岩井純子/鵯の俳句 鵯鳴くや里のお山は日本晴 橋本幹夫/鵯の俳句 本丸の日だまり鵯のしきりなる 長田穂峰/鵯の俳句 黐を翔つしんがり鵯の高音かな 野田ゆたか