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[季節] 晩秋を主に三秋(10月を主に8月から10月)動物季題
 
[季題] (いなご)

[副題] (いなご) 蝗串(いなごぐし)
 
 
 バッタの仲間だがバッタより小さく約3センチくらいの昆虫。
 
 稲の害虫で田圃や草原などで多く発生し後肢が発達していてよく飛び回る。鳴かない。
 
 古くは秋になるとこぞって害虫駆除と食用を兼ねて蝗を捕りに出かけた。
 
 捕った蝗は串刺しにして焼いたり・炒ったり・佃煮にしたりして食べた。
 
 近年は、農薬で駆除をするのであまり見かけられなくなった。
いなごの俳句 清月俳句歳時記10月の動物俳句のページです。編者野田ゆたかは、インターネット俳句「清月」を主宰しています。例句は、原則旧仮名遣い・有季定型・伝統俳句です。 [季節] 晩秋を主に三秋(10月を主に8月から10月) 動物季題 [季題] 蝗(いなご) [副題] 螽(いなご) 蝗串(いなごぐし) 「ばった」の仲間だが、ばったより小さく、約3センチくらいの昆虫。 稲の害虫で田圃や草原などでたくさん発生し、後肢が発達していてよく飛び、鳴かない。 古くは、秋になるとこぞって害虫駆除と食用を兼ねて蝗を捕りに出かけた。捕った蝗は、串刺しにして焼いたり、炒ったり、佃煮にしたりして食べた。 近年は農薬の影響で激減し食用にすることもなくなった。 いなごの俳句 蝗観る複眼顔をはみ出して 門田窓城 蝗の俳句 田刈機に蝗の慌てふためけり 前川嘉風 蝗捕りの俳句 意気込の程にはあらず蝗捕り 南部静季 蝗の俳句 蝗追ひ手で押へても姿なし 瀧尻久美子 蝗の俳句 近道の畦を通れば蝗翔つ 長嶺 勇 蝗の俳句 畦草もすがる蝗も褐色に 辻多津子 蝗の俳句 釣餌にと捕られし蝗生かさるる 野田ゆたか