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[季節] 晩秋を主に三秋(10月を主に8月から10月)生活季題
 
[季題] (きぬた)
 
[副題] なし
 
 
 昔は着物に麻・藤・葛などの糸で織られた布を用いられた。
 
 これら堅い布を木や石の台の上に置いて木槌で打って柔らかくしたり艶を出すことを砧という
 
 砧は「きぬいた(衣板)」の音変化から生まれた言葉。

 この布を打つことを砧と言い女性の夜なべ仕事とされていた。
 
 その音が哀れを誘うことから歌や俳句に詠み継がれてきた。
砧の俳句 清月俳句歳時記/野田ゆたか遍のページです。例句は原則として文語旧仮名遣いで詠まれた有季定型の伝統的俳句を取り上げています。清月俳句会の歳時記 haiku a glossary of seasonal words for haiku poets noda yutaka[季節] 晩秋を主に三秋(10月を主に8月から10月)生活季題[季題] 砧(きぬた)[副題] なし。 昔は着物に麻・藤・葛などの糸で織られた布を用いられた。 これら布は堅く木や石の台の上に置いて木槌で打って柔らかくし艶を出すのに用いられた。 この布を打つことを砧と言い女性の夜なべ仕事とされていた。 その音が哀れを誘うことから歌や俳句に詠まれる。/砧の俳句 声すみて北斗にひびく砧哉 松尾芭蕉/砧の俳句 農小屋に洩るる灯りや小夜砧 若林柾矢<例句>砧の俳句 打ち減りし歪な砧転がれる 村上唯志