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[季節] 晩秋(10月)        生活季題

[季題] 稲刈(いねかり)

[副題] 田刈り(たかり)
 
 
 実った稲を刈取る作業。
 
 早場米は7月末から刈取るが普通は10月がピーク。
 
 古くは鎌を使って手刈りしたが今はほとんど機械化されていて稲刈の手順も変わってきている。
 
 機械では刈取と脱穀・刈取後の藁の裁断と散布を一つの作業として処理されるので多くの地方で稲車・稲架・落穂拾・屑藁の焼却などの景を見ることがなくなった。
 
 稲刈作業は好天を見計らって行われ収穫の喜びを直に感じることができる作業である。
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稲刈りの俳句 haiku noda yutaka saijiki 清月俳句歳時記10月の生活俳句のページです。例句は、インターネット俳句清月俳句会の投句及び廃刊俳誌「引鶴」の雑詠句或いは芭蕉俳句などから抽出しています。京都清月庵 木津川市 大阪清月庵 枚方市 有季定型俳句 伝統俳句の歳時記のページです。編者野田ゆたかは、インターネット俳句「清月」を主宰しています。[季節] 晩秋(10月)生活季題[季題]稲刈(いねかり)[副題]田刈り(たかり)実った稲を刈り取る作業。早場米は、7月末から刈り取るが、普通は10月がピーク。古くは鎌を使って手刈りしたが、今はほとんど機械化されていて稲刈りの手順も変わってきている。機械では、刈取りと脱穀、刈取り後の藁の裁断と散布を一つの作業として処理されるので、多くの地方で、稲車・稲架・落穂拾・屑藁の焼却などの景を見ることがなくなった。稲刈り作業は好天を見計らって行われ、収穫の喜びを直に感じることができる作業である。▼稲刈るの俳句 よの中は稲かる頃か草の庵 松尾芭蕉▼稲刈るの俳句 畦刈つて稲刈る準備はじめけり 南部静季▼稲刈機の俳句 稲刈機子の運転の手なれきし 秋山英身▼稲刈の俳句 荷台には稲刈機積む嫁を積む 松山寿美▼稲刈りの俳句 出羽富士を背に稲刈りの子等の顔 阿部和雄▼稲刈りの俳句 百選の棚田刈り取る先に海 西村舟津▼稲刈機の俳句 稲刈機ふえて故郷稲架を見ず 大西吉子▼稲刈りの俳句 黒米の稲刈りすみし遺跡原 伊藤悦子▼稲刈りの俳句 稲刈りて風の行く道入れかはる 森戸しうじ▼稲刈の俳句 稲刈って生駒の山の迫りくる 田中由美子▼稲刈の俳句 三世代来て稲刈のはずみをり 竹中三津手▼稲刈の俳句 稲刈の体験学ぶ五年生 長谷山順江▼田刈の俳句 田刈終へわが集落の恙なし 足立友彦▼稲刈機の俳句 稲刈機国道横切る音猛し 加藤哲夫▼稲刈りの俳句 千枚田稲は手刈りに揃へゆく 川口善美▼稲刈の俳句 蔵王に見守られゐて稲を刈る 山口丘刀▼稲刈の俳句 稲刈の匂ひ背に負ひ農夫ゆく 菅沼良子▼稲刈の俳句 稲を刈る子等の姦し学習田 西野一朗▼稲刈るの俳句 稲を刈る学校田の沸き立てり 穐山弥生