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[季題] 初秋を主に三秋(9月を主に8月から10月)植物季題
 
[季題] 刈萱(かるかや)
 
[副題] 筧草(かけひぐさ/かけいぐさ)
 
 日当たりの良い草地に自生するイネ科の多年草。
 
 高さは2mほどで葉は稲よりも細く下部には粗毛が生える。
 
 秋・葉腋に総状花序をなして開く褐色の禾は芒に似ているが小さい。
 
 雄刈萱と雌刈萱の2種があるが雌刈萱には淋しげな風情と美しさがある。
 
 俳句で単に刈萱と詠めば雌刈萱の風情をさす。
刈萱の俳句 清月俳句歳時記/野田ゆたか遍のページです。例句は原則として文語旧仮名遣いで詠まれた有季定型の伝統的俳句を取り上げています。 [季節] 初秋を主に三秋(9月を主に8月から10月)植物季題 [季題]刈萱(かるかや)[副題]筧草(かけひぐさ/かけいぐさ)日当たりの良い草地に自生するイネ科の多年草。高さは50cmほどで  葉は稲よりも細く下部には粗毛が生える。秋・葉腋に総状花序をなして開く褐色の禾も目立つものではない。雄刈萱と雌刈萱の2種があるが雌刈萱には淋しげな風情と美しさがある。俳句で単に刈萱と詠めば雌刈萱の風情をさす。/刈萱の俳句 刈萱の活けられてゐる禅の寺 橋本幹夫/刈萱の俳句 刈萱を揺らし電車の走りくる 清水恵山