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[季節] 仲秋を主に三秋(9月を主に8月から10月)植物季題

[季題] (らん)

[副題] 蘭の秋(らんのあき)  秋蘭(しうらん/しゅうらん)
 
    蘭の花(らんのはな)  蘭の香(らんのか)
 
 
 伝統的俳句では東洋蘭のことをいい春から夏に咲くものもあるが古くから秋のものとして詠み継がれている。

 国内では暖地に自生するものもあるが多くは観賞用に栽培される。

 形や香りが清く「蘭の秋」などとも詠まれる。

 中国では古来より梅・菊・竹ともに気品に満ち風格があることから四君子として鑑賞されてきている。
蘭の俳句 清月俳句歳時記/野田ゆたか編 植物の俳句仲秋(9月)のページです。例句は、インターネット俳句清月俳句会の投句及び廃刊俳誌「引鶴」の雑詠句或いは芭蕉俳句などから抽出しています。京都清月庵 木津川市 大阪清月庵 枚方市 有季定型俳句 伝統俳句の歳時記のページです。編者野田ゆたかは、平成24年1月現在、ホトトギスに出句して指導を仰ぐとともにインターネット俳句「清月」を主宰しています。 [季節] 仲秋を主に三秋(9月を主に8月から10月)植物季題[季題] 蘭(らん)[副題] 蘭の秋(らんのあき) 秋蘭(しうらん/しゅうらん) 蘭の花(らんのはな) 蘭の香(らんのか) 伝統的俳句では東洋蘭のことをいい春から夏に咲くものもあるが古くから秋のものとして読み継がれている。 国内では暖地に自生するものもあるが多くは園芸に用いられる。 形や香りが清く「蘭の秋」などとも詠まれる。 中国では古来より梅・菊・竹ともに気品に満ち風格があることから四君子として鑑賞されてきた。  ※春蘭は別題となる。<09g-35 蘭>・蘭の俳句 門に入ればそてつに蘭のにほひ哉 松尾芭蕉・蘭の俳句 土佐姫てふ名うての蘭にある気品 横田寿賀子・蘭の俳句 蘭活けて水墨画展明るうす 辻多津子・蘭の俳句 竜舌蘭高き花茎に岬の風 長田穂峰・蘭の俳句 さわさわと蘭の葉擦れや夕間暮 清水恵山・蘭の俳句 蘭作り白慢の母に蘭の供華 山本宏子