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[季節] 仲秋の俳句(9月の俳句)   植物季題
 
[季題] 露草(つゆくさ)
 
[副題] 月草(つきくさ)  蛍草(ほたるぐさ)
 

 畑や道端・湿地・小川の縁などどこでも群生する。
 
 朝露に濡れながら可憐な青い花を開く。
 
 竹の葉に似た葉を付けて茎は15〜30センチになるが柔らかく地に伏して増えていく。
 
 葉は長卵形で互生する。
 
 古名を「つきくさ(月草)」というのは花の汁を衣に擦付けて染めたことに由来すると言われる。 
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露草の俳句 清月俳句歳時記/野田ゆたか編 仲秋(9月)の俳句のページです。例句は、インターネット俳句清月俳句会の投句及び廃刊俳誌「引鶴」の雑詠句或いは芭蕉俳句など有季定形・伝統的俳句から抽出しています。編纂者は、大阪清月庵主 清月俳句会主宰の野田ゆたかです。[季節] 仲秋の俳句(9月の俳句)植物季題[季題] 露草(つゆくさ)[副題] 月草(つきくさ)蛍草(ほたるぐさ)畑や道端・湿地・小川の縁などどこでも群生する。朝露に濡れながら可憐な青い花を開く。竹の葉に似た葉を付けて茎は15〜30センチになるが柔らかく地に伏して増えていく。葉は長卵形で互生する。古名を「つきくさ(月草)」というのは花の汁を衣に擦付けて染めたことに由来すると言われる<例句>/露草の俳句 露草の青花清し抜かで置く 吉井竹志/露草の俳句 露草の群れ咲く野辺の古戦場 瀧尻久美子/露草の俳句 露草の草間に見えてひとり言 堀江桃雀/露草の俳句 露草の藍深まりて靴濡らす 杉橋てつ/露草の俳句 露草や薬研彫てふ笠塔婆 佐藤美和子/露草の俳句 露草や群がり咲くも華やがず 西岡洋子/露草の俳句 露草や天上の青そのままに 長嶺 勇/露草の俳句 露草の水玉落ちて瑠璃深し 阿部和雄/露草の俳句 露草や野路に現われきし祠 加藤ひかり/露草の俳句 露草のきらりと零す雨しづく 志村万香/露草の俳句 露草の蔓延ってゐる休耕田 古川春美/露草の俳句 露草や田川せばめて十重二十重 戸本文雄/露草の俳句 露草の藍のぬれ色目立ちけり 山本宏子/露草の俳句 露草の花うつくしくしおらしく 森島緋紗江/露草の俳句 露草を泪の色と思ひけり 石崎そうびん/露草の俳句 万葉の詠み人知らず蛍草 池下よし子/露草の俳句 露草の露の清しき散歩道 中田きみ江/露草の俳句 露草や輜重聯隊ありし跡 豊後達緒/露草の俳句 露草や雀きてをゐる潦 野田ゆたか