09-f-17
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[季節] 仲秋を主に三秋(9月を主に8月から10月)動物季題

[季題] 蚯蚓鳴く(みみずなく)

[副題] なし
 
 
 夜や雨の日など何の虫ともわからず道ばたなどの土中からジーと鳴く声が細く長く切れ目なく聞こえてくることがある。

 実は螻蛄の鳴く声であるがそれを蚯蚓が鳴いているものと俳人の感性で捉えたものであろう。

 蚯蚓には発音器がないが蚯蚓が鳴くと感じることには秋らしいしみじみとした趣がある。
蚯蚓鳴くの俳句 清月俳句歳時記/野田ゆたか編 動物の俳句仲秋(9月)のページです。例句は、インターネット俳句清月俳句会の投句及び廃刊俳誌「引鶴」の雑詠句或いは芭蕉俳句などから抽出しています。京都清月庵 木津川市 大阪清月庵 枚方市 有季定型俳句 伝統俳句の歳時記のページです。編者野田ゆたかは、平成24年1月現在、ホトトギスに出句して指導を仰ぐとともにインターネット俳句「清月」を主宰しています。[季節] 仲秋を主に三秋(9月を主に8月から10月)動物季題[季題] 蚯蚓鳴く(みみずなく)[副題] なし。夜や雨の日など何の虫ともわからず道ばたなどの土中からジーと鳴く声が細く長く切れ目なく聞こえてくることがある。実は螻蛄の鳴く声であるがそれを蚯蚓が鳴いているものと俳人の感性で捉えたものであろう。蚯蚓には発音器がないが蚯蚓が鳴くと感じることには秋らしいしみじみとした趣がある。<09f-17  蚯蚓鳴く>・蚯蚓鳴くの俳句 まだ迷ふこと二つ三つ蚯蚓鳴く 又平 茂・蚯蚓鳴くの俳句 孫去りてあとの呆けし蚯蚓鳴く 池下よし子・蚯蚓鳴くの俳句 みゝず鳴く蔵へとつづく通し土間 堀口まゆみ・蚯蚓鳴くの俳句 罰条は文語文なりみみず鳴く 野田ゆたか/蚯蚓鳴くの俳句 闇深し庭の片隅蚯蚓鳴く 清水恵山