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[季題] 仲秋(9月)         天文季題
 
[季題] 初月(はつづき)
 
[副題] なし
 

 初月は陰暦8月初めのころの月。
 
 陰暦8月に限り始めて目にする月を初月と呼ぶ。
 
 朔の月は人の目に触れない。2日の月もほとんど見えない。
 
 三日月となると夕暮れ時の西空に極細く僅かばかりの時間見ることが出来る。
 
 仲秋のこの月に限り名月を待つ気持ちを込めて初月と俳句に詠まれる。
初月の俳句 清月俳句歳時記/野田ゆたか編 仲秋(9月)の俳句のページです。例句は、インターネット俳句清月俳句会の投句及び廃刊俳誌「引鶴」の雑詠句或いは芭蕉俳句など有季定形・伝統的俳句から抽出しています。編纂者は、大阪清月庵主 清月俳句会主宰の野田ゆたかです。[季節] 仲秋(9月)天文季題[季題] 初月(はつづき)[副題] なし。初月は陰暦8月初めのころの月。朔の月は人の目に触れない。2日の月もほとんど見えない。三日月となると夕暮れ時の西空に極細く僅かばかりの時間見ることが出来る。仲秋のこの月に限り名月を待つ気持ちを込めて俳句に詠まれる。<例句>/初月の俳句 初月に親しむ雲のありにけり 門田窓城/初月の俳句 初月やお通夜帰りの屋台かな 高橋泉也/初月の俳句 初月夜燻る紫煙の蟠り 橋本幹夫/初月の俳句 風がふと匂ふ草の香初月夜 野田ゆたか/初月の俳句 後ろから声掛けらるる初月夜 清水恵山