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[季節] 仲秋(旧暦8月1日 ※現暦9月上・中旬ごろ)時候季題

[季題] 八朔(はつさく/はっさく)

[副題] 八朔の祝(はつさくのいはひ/はっさくのいわい)
 
 
 旧暦八月朔日の略。

「田の実の節」などとも呼ばれ農家では新穀を贈答するなどして祝う風習があった。

 また八朔の節句として団子などをこしらえて祝う地方もある。

 武家などの間でも吉日とされ江戸時代には徳川家康の江戸城入城がこの日だったため、元日と同じく重い式日とされた。

 またこの日を夜業を始める日と定めていた地方もあった。

 これらの習慣は時代が進むにつれて風化したものや風化しつつある。 
八朔の俳句 清月俳句歳時記/野田ゆたか編 仲秋(9月)の俳句のページです。例句は、インターネット俳句清月俳句会の投句及び廃刊俳誌「引鶴」の雑詠句或いは芭蕉俳句など有季定形・伝統的俳句から抽出しています。編纂者は、大阪清月庵主 清月俳句会主宰の野田ゆたかです。[季節] 仲秋(旧暦8月1日 ※現暦9月上・中旬ごろ)時候季題[季題] 八朔(はつさく/はっさく)[副題] 八朔の祝(はつさくのいはひ/はっさくのいわい)旧暦八月朔日の略。「田の実の節」などとも呼ばれ農家では新穀を贈答するなどして祝う風習があった。また八朔の節句として団子などをこしらえて祝う地方もある。 武家などの間でも吉日とされ江戸時代には徳川家康の江戸城入城がこの日だったため元日と同じく重い式日とされた。またこの日を夜業を始める日と定めていた地方もあった。 これらの習慣は時代が進むにつれて風化したものや風化しつつある。 <例句>/八朔の俳句 八朔やきりりと締めし博多帯 高橋泉也/八朔の俳句 八朔に貰ふ赤飯夫婦して 前田卯生/八朔の俳句 八朔を祝ふ老舗の吉備団子 橋本幹夫/八朔の俳句 八朔に奉る菓子繧色 東 嘉子/八朔の俳句 八朔に出合ひし友と長話 岩間れい子/八朔の俳句 八朔の屋台囃子に浮かれけり 清水恵山