08-g-15
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[季節] 初秋(8月)          植物季題

[季題] 溝萩(みぞはぎ)

[副題] 千屈菜(みそはぎ)
 
 
 山野の水辺や湿地に生える高さ1m前後の草。

 茎は真っ直ぐで上方で枝を分ける。葉は対生で先の尖った楕円形。

 花は葉腋ごとに淡紅紫色の六弁花が3〜5個ずつ集まって開き長穂状となる。

 盂蘭盆(陰暦7月13日)ころに咲いていることから精霊棚に供えて水を掛けるのに使う。

 名は仏花の意味で禊萩(みそぎはぎ)が転じたともいわれる。
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季節の花300より
溝萩の俳句/清月俳句歳時記8月の植物俳句ページです。例句は、インターネット俳句清月俳句会の投句及び廃刊俳誌「引鶴」の雑詠句から抽出しています。京都清月庵 木津川市 大阪清月庵 枚方市 有季定型俳句 伝統俳句の歳時記のページです。編者野田ゆたかは、平成24年1月現在、日本伝統俳句協会に参加するとともにホトトギスに投句ご指導を仰ぐとともにインターネット俳句「清月」を主宰しています。[季節] 初秋(8月)植物季題[季題] 溝萩(みぞはぎ)[副題] 千屈菜(みそはぎ)山野の水辺や湿地に生える高さ1m前後の草。茎は真っ直ぐで上方で枝を分ける。葉は対生で先の尖った楕円形。花は葉腋ごとに淡紅紫色の六弁花が3〜5個ずつ集まって開き長穂状となる。盂蘭盆(陰暦7月13日)ころに咲いていることから精霊棚に供えて水を掛けるのに使う。名は仏花の意味で禊萩(みそぎはぎ)が転じたともいわれる。<08g-15 溝萩>・植物の俳句 千屈菜やこぼれこぼるる供華なりし 吉野濃菊・植物の俳句 溝萩や山水ひきし心字池 田川 栄・植物の俳句 溝萩を供ふ習はし母ゆづり 吉本昌女・植物の俳句 溝蕎麦の揺るるは鯉の通る道 清水恵山・植物の俳句 溝萩や兵士の墓に凭れつつ 湯澤正枝・植物の俳句 千屈菜や天下分け目の古戦場 橋本幹夫・植物の俳句 みそ萩や一番星を引き寄する 野田ゆたか