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[季節] 初秋(8月)         植物季題
 
[季題] 木槿(むくげ)
 
[副題] 花木槿(はなむくげ)  底紅(そこべに) 
    白木槿(しろむくげ)  木槿垣(むくげがき)
     きはちす
 
 
 
 朝開き夕方には凋んでしまうので「槿花(きんか)一日の栄」という言葉があり栄華のはかなさにたとえられる花。
 
 初秋に五弁の花を開く。
 
 普通は淡紫色だが園芸品種では淡紅色・白色・ピンクなどの色があり・底紅や絞り・八重咲きなどもある。
 
 木はあまり大きくならず観賞用として生垣などに植えられる。
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季節の花300 より
木槿の俳句 清月俳句歳時記/野田ゆたか遍のページです。例句は原則として文語旧仮名遣いで詠まれた有季定型の伝統的俳句を取り上げています。清月俳句会の歳時記 August haiku a glossary of seasonal words for haiku poets noda yutaka/[季節] 初秋(8月)植物季題[季題] 木槿(むくげ)[副題] 花木槿(はなむくげ)底紅(そこべに) 白木槿(しろむくげ)木槿垣(むくげがき) きはちす▼副題『花木槿』の例句へ▼副題『底紅』の例句へ▼副題『白木槿』の例句へ朝開き夕方には凋んでしまうので「槿花(きんか)一日の栄」という言葉があり栄華のはかなさにたとえられる花。初秋に五弁の花を開く。普通は淡紫色だが園芸品種では淡紅色・白色・ピンクなどの色があり・底紅や絞り・八重咲きなどもある。木はあまり大きくならず観賞用として生垣などに植えられる。また茶花に用いられたりする。/木槿の俳句 道のべの木槿は馬にくはれけり 松尾芭蕉/木槿の俳句 木槿垣ちんちん電車擦れ擦れに 貫野 浩/木槿の俳句 王仁塚に故山の花の木槿散る 西村舟津/木槿の俳句 隣家の灯木槿垣より透き来たる 松山寿美/木槿の俳句 遠目にも確と判りて木槿かな 山本青水/木槿の俳句 一日の盛りでありし木槿かな 古堂周子/木槿の俳句 方丈の一輪に足る木槿かな 池下よし子