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[季節] 初秋(8月)               植物季題

[季題] 西瓜(すいくわ/すいか)

[副題] 大西瓜(おほすくわ/おおすいか)
    西瓜番(すいくわばん/すいかばん)
 
 
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 世界で広く栽培されわが国には江戸初期に伝えられたという。
 
 明治以後に栽培法などいろいろと改良され良質のものが夏から秋にかけて出回る。
 
 形は球形または楕円形で大きくほとんどの果皮に縞模様がある。
 
 果肉は赤色が普通でまれに黄色もある。多汁で甘い。
 
 もとは初秋のものであったことからか今でも俳句では伝統的に初秋の季題として詠まれる。
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西瓜の俳句 清月俳句歳時記野田ゆたか編纂のページです。例句は、インターネット俳句清月俳句会の投句及び廃刊俳誌「引鶴」の雑詠句或いは芭蕉俳句などから抽出しています。京都清月庵 木津川市 大阪清月庵 枚方市 有季定型俳句 伝統俳句の歳時記のページです。編者野田ゆたかは、平成22年1月現在、日本伝統俳句協会会員でホトトギス及び未央でご指導を仰ぐとともにインターネット俳句「清月」を主宰しています。 [季節] 初秋(8月) 植物季題 [季題] 西瓜(すいくわ/すいか) [副題] 西瓜番(すいくわばん/すいかばん) 世界で広く栽培され、わが国には江戸初期に伝えられたという。 明治以後、栽培法などいろいろと改良され良質のものが夏から秋にかけて出回る。 形は、球形または楕円形で大きく、ほとんどは果皮に縞模様がある。果肉は赤色が普通でまれに黄色も。多汁で甘い。 もとは初秋のものであったことからか、いまでも俳句では伝統的に初秋の季題として詠まれる。<例句>西瓜の俳句 競ひたる孫と西瓜の種飛ばし 稲福昌一/西瓜の俳句 指先に音弾ませて西瓜採る 松山寿美/西瓜の俳句 故郷の納屋は西瓜を無造作に 細谷康子/西瓜の俳句 家族みな揃ひてからの西瓜切る 姉歯義ひろ/西瓜の俳句 開拓の父の面影西瓜噛む 阿部和雄/西瓜の俳句 皆の寄る西瓜切るよの一声に 岩間れい子/西瓜の俳句 今夜食む西瓜冷やして出勤す 山中明石/西瓜の俳句 古井戸の出番今年も西瓜吊る 池田幸恵/西瓜の俳句 好物の西瓜遺影に供へけり 長谷山順江/西瓜の俳句 坪畑を作る楽しみ西瓜なる 森本順子/西瓜の俳句 客といふ客に叩かれゐる西瓜 布野 壽/西瓜の俳句 重たさを胸に抱へて初西瓜 梅川沢子/西瓜の俳句 刃を当てて直ぐにひび入る熟れ西瓜 清水恵山/西瓜の俳句 母の切る西瓜大小なかりけり 門田窓城/西瓜の俳句 ころころとなりし西瓜に網を張る .杉橋てつ/西瓜の俳句 大小の西瓜あれこれ講釈す 久保田昌子/西瓜の俳句 豊作の西瓜なりしがまた届く 古川春美/西瓜の俳句 転がりもならぬ角形西瓜かな 阿部陽子/西瓜の俳句 冷やされて口当たり良き西瓜かな 後藤允孝/西瓜の俳句 採りごろとなりし手塩の西瓜かな 野田ゆたか