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[季節] 初秋(8月)          植物季題

[季題] カンナ

[副題] なし。
 
 
 初秋に赤や黄の花が大きな葉から突出て咲いているものなどはことに美しい。
 
 交配園芸種が明治年間に渡来し観賞花として広く栽培され庭園に植えられると茎の高さは1〜2メートルになる。
 
 花期は7〜11月と長いが俳句では伝統的に初秋の花の盛期を詠まれる。
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季節の花300 より 
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カンナの俳句/清月俳句歳時記/野田ゆたか編纂8月の植物俳句ページです。例句は、インターネット俳句清月俳句会の投句及び廃刊俳誌「引鶴」の雑詠句或いは芭蕉俳句などから抽出しています。京都清月庵 木津川市 大阪清月庵 枚方市 有季定型俳句 伝統俳句の歳時記のページです。編者野田ゆたかは、平成22年1月現在、日本伝統俳句協会会員でホトトギスに投句ご指導を仰ぐとともにインターネット俳句「清月」を主宰しています。[季節] 初秋(8月)植物季題/[季題] カンナ/[副題] なし。/初秋に赤や黄の花が大きな葉を突き出て咲いているのなどことに美しい。/交配園芸種が明治年間に渡来し観賞花として広く栽培され庭園に植えられている。/茎の高さは1〜2メートルになる。/花期は7〜11月と長いが俳句では伝統的に初秋の花の盛期を詠まれる。/鉄棒に学童ひとりカンナ燃ゆ 西崎佐知/夕映えの過疎村に燃ゆカンナかな 松山寿美/カンナ燃ゆ闘志燃やせし日の遥か 門田窓城/校庭は無人カンナの緋を主張 西川壽賀子/ゴーギャンの赤にも優るカンナ咲く 飯岡良一/カンナ咲きつづき空家になり久し 土井木賊/カンナ燃ゆ鉄路の錆を浴びながら 西村舟津/隠れてもカンナに覗く野球帽 池田幸恵/若き日の社宅の庭のカンナの緋 佐藤美和子/太陽は真っ赤カンナは緋と燃えて 辻多津子/太陽の塔取りまきてカンナ燃ゆ 前田甲山/強く濃き色を燃やしてカンナ咲く 梅田澄子/錠錆びしままの裏門カンナ燃ゆ 杉山春萌/戸毎咲くカンナそれぞれ観て通る 山田和江/カンナ燃ゆ園の通りの熱き風 加藤ひかり/朝の雲切れて眩しきカンナ道 山口美琴/遠目にもカンナ際立つ母の家 田中雍子/裏山の露地より海ヘカンナかな 山本青水/落日や匂ひたつ庭カンナ燃ゆ 野田ゆたか/『カンナ』ページのアドレス