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[季節] 初秋(8月)         植物季題
 
[季題] 赤のまま(あかのまま)
 
[副題] 赤まんま(あかまんま) 犬蓼の花(いぬたでのはな)
 
 

 犬蓼の花のことである。
 
 粒状の紅色の小さな花を赤飯になぞらえて子供達がままごと遊びに使うことからこの名がある。
 
 夏から秋にかけて赤い小花を枝先に群がりつける。
 
 花びらはなく萼が五つに深裂する。
 
 高さは20〜50センチほど。
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季節の花300 より
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赤のままの俳句 清月俳句歳時記/野田ゆたか遍のページです。例句は原則として文語旧仮名遣いで詠まれた有季定型の伝統的俳句を取り上げています。清月俳句会の歳時記 August haiku a glossary of seasonal words for haiku poets noda yutaka/[季節] 初秋(8月)植物季題[季題] 赤のまま(あかのまま)[副題] 赤のまんま(あかのまんま) 犬蓼の花(いぬたでのはな)▼副題『赤まんま』の例句へ犬蓼の花のことである。粒状の紅色の小さな花を赤飯になぞらえて子供達がままごと遊びに使うことからこの名がある。夏から秋にかけて赤い小花を枝先に群がりつける。花びらはなく萼が五つに深裂する。高さは20〜50センチほど。/赤のままの俳句 赤のまま道はこれより母許に 西ア佐知/赤のままの俳句 手向あり無縁仏の赤のまま 西村舟津/赤のままの俳句 少年の日のまざまざと赤のまま 森本恭生/赤のままの俳句 保育所へ通ふ近道赤のまま 堀口まゆみ/赤のままの俳句 師の卓に赤のまゝ活け小句会 本郷智子/赤のままの俳句 墓地隅の無縁仏や赤のまま 吉井竹志/赤のままの俳句 赤のまま城郭高く見ゆ野にも 伊藤知子/赤のままの俳句 廃線の鉄路捲られ赤のまま  石崎そうびん/赤のままの俳句 廃坑の鉄鎖のままの赤のまま 後藤允孝/赤のままの俳句 坂道を越へてひとしき赤のまま 湯沢正枝/赤のままの俳句 句を拾ひ野仏に摘む赤のまま 佐藤美和子/赤のままの俳句 古里の墓に行く道赤のまま 小川和子/赤のままの俳句 川土手を囲みて揺るる赤のまま 成瀬明子/赤のままの俳句 赤のまま何時の間にやら野に来たる 石川順一/赤のままの俳句 さっちゃんはいつか二十歳に赤のまま 野田ゆたか