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[季節] 初秋(8月12日/月遅れ盂蘭盆) 行事季題
 
[季題] 草市(くさいち)
 
[副題] 草の市(くさのいち) 盆市(ぼんいち)
 
    盆の市(ぼんのいち)
 

 盆の行事に用いる品々を売る市のことで東京などの東日本では7月12日・京阪神などの西日本では8月12日の夜から徹夜で寺院の境内や町中のそこここに立つ。
 
 盂蘭盆を初秋行事とする伝統俳句では月遅れの盂蘭盆8月12日の市が詠まれる。
 
 市では魂棚に供える蓮の葉・蓮の花・高野槙・真菰筵・茄子・鬼灯・溝萩や灯籠・土器・仏膳などの仏具・門火に使う苧殻などを売る。
 
 京都の六道珍皇寺の境内の草市は盛大で京阪神の信者を集める。
草市の俳句/清月俳句歳時記8月の行事俳句ページです。例句は、インターネット俳句清月俳句会の投句及び廃刊俳誌「引鶴」の雑詠句から抽出しています。京都清月庵 木津川市 大阪清月庵 枚方市 有季定型俳句 伝統俳句の歳時記のページです。編者野田ゆたかは、平成24年1月現在、日本伝統俳句協会に参加するとともにホトトギスに投句ご指導を仰ぐとともにインターネット俳句「清月」を主宰しています。[季節]初秋(8月12日/月遅れ盂蘭盆)行事季題[季題]草市(くさいち)[副題]草の市(くさのいち)盆市(ぼんいち)盆の市(ぼんのいち)盆の行事に用いる品々を売る市のことで東京などの東日本では7月12日・京阪神などの西日本では8月12日の夜から徹夜で寺院の境内や町中のそこここに立つ。盂蘭盆を初秋行事とする伝統俳句では月遅れの盂蘭盆8月12日の市が詠まれる。市では魂棚に供える蓮の葉・蓮の花・高野槙・真菰筵・茄子・鬼灯・溝萩や灯籠・土器・仏膳などの仏具・門火に使う苧殻などを売る。京都の六道珍皇寺の六道境内の草市は盛大で京阪神の信者を集める。<例句>▼朝市の俳句 朝市に買ひととのふる盆供かな 舘野翔鶴の俳句▼朝市の俳句 ふるさとの今も変らぬ草の市 池末あけみの俳句▼朝市の俳句 六道の辻の賑はひ草の市 西村舟津の俳句▼朝市の俳句 向き合ひて鬻ぐよろず屋草の市 東嘉子の俳句▼朝市の俳句 草市の婆と話のはずみけり 大畠宮子の俳句▼朝市の俳句 草市の待たるる仏具メモとりて 南部静季の俳句▼朝市の俳句 四つ脚の茄子もならべし草の市 野田清月の俳句