08-e-08
007.gif
[季節] 初秋(8月16日の夜)     行事季題

[季題] 大文字(だいもんじ)

[副題] 大文字の火(だいもんじのひ)
 
 
 8月16日夜に京都市の如意ケ岳の山腹に焚かれる盆の送火で松の割木を井桁に組んで大の字を作り夜8時に一斉に点火する。
 
 忽然として大の字が空中に浮かび出て壮観。
 
 起源は諸説あるが大文字の字形になったのは寛永年間といわれている。
 
 如意ケ岳の「大文字」に続き松ケ崎の「妙法」・西賀茂の「船形」・衣笠大北山の「左大文字」・奥嵯峨の「鳥居形」が次々とともされる。
 
 これらをあわせて五山の送火という。
次へ
大文字
法妙
船形
鳥居形
先頭へ
大文字の俳句 清月俳句歳時記/野田ゆたか編纂の俳句のページです。例句は、インターネット俳句清月俳句会の投句及び廃刊俳誌「引鶴」の雑詠句或いは芭蕉俳句などから抽出しています。京都清月庵 木津川市 大阪清月庵 枚方市 有季定型俳句 伝統俳句の歳時記のページです。編者野田ゆたかは、平成22年1月現在、日本伝統俳句協会会員でホトトギス及び未央でご指導を仰ぐとともにインターネット俳句「清月」を主宰しています。 [季節] 初秋(8月16日の夜) 行事季題 [季題] 大文字(だいもんじ) [副題] 大文字の火(だいもんじのひ) 8月16日夜、京都市東方の如意ケ岳の山腹に焚かれる盆の送り火で、松の割木を井桁に組んで大の字を作り、夜8時に一斉に点火する。 忽然として大の字が空中に浮かび出て壮観。起源は諸説あるが、大文字の字形になったのは寛永年間といわれている。 如意ケ岳の「大文字」に続き、松ケ崎の「妙法」、西賀茂の「船形」、衣笠大北山の「左大文字」、奥嵯峨の「鳥居形」が次々とともされる。これらをあわせて五山の送り火という。<例句>大文字の俳句 皇子眠る山の送火大と燃ゆ 稲福昌一/大文字の俳句 大文字点りて昏らき東山 山口正秋/大文字の俳句 大文字消へて深まる古都の闇 松山寿美/大文字の俳句 忽然と闇に点りて大文字 西村舟津/大文字の俳句 火に染めて大文字守るヘルメット 門田窓城/大文字の俳句 大文字消えて五山の闇に月 土井木賊/大文字の俳句 燃え尽きてやがて消えゆく大文字  長嶺勇/大文字の俳句 大文字京の軒並灯を消して 吉田政子/大文字の俳句 燃へつきる迄見送りぬ大文字 橋本幸子/大文字の俳句 山間になぞる大文字なりしかな 志村万香/大文字の俳句 五条橋老も若きも大文字 村上節子/大文字の俳句 仏の灯移し点火や大文字 迫間喜美子/大文字の俳句 大文字や寄進の薪はあのあたり 野田ゆたか