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[季節] 初秋を主に三秋(8月を主に8月から10月) 天文季題

[季題] 星月夜(ほしづきよ)

[副題] 星月夜(ほしづくよ)
 
 
 月のない新月のころの秋の夜。

 澄んだ大気をとおして宝石を散りばめたように空に輝く星の光があたかも月夜のように明るいと見なした言葉。

 この星空の輝やかしさを称えて星月夜という。

 外灯など人工的な明りが無かった大戦直後の星月夜は明月に次ぐ明るさであったことを思い起こす。

 戦前の作家の句を鑑賞する際は人工的な明りのない夜景を想像して鑑賞しましょう。
 
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星月夜の花の俳句/清月俳句歳時記8月の天文俳句ページです。例句は、インターネット俳句清月俳句会の投句及び廃刊俳誌「引鶴」の雑詠句から抽出しています。京都清月庵 木津川市 大阪清月庵 枚方市 有季定型俳句 伝統俳句の歳時記のページです。編者野田ゆたかは、平成25年1月現在、インターネット俳句「清月」を主宰しています。[季節] 初秋を主に三秋(8月を主に8月から10月)天文季題[季題] 星月夜(ほしづきよ)[副題] 星月夜(ほしづくよ)月のない新月のころの秋の夜。澄んだ大気をとおして宝石を散りばめたように空に輝く星の光があたかも月夜のように明るいと見なした言葉。この星空の輝やかしさを称えて星月夜という。外灯など人工的な明りが無かった大戦直後の星月夜は明月に次ぐ明るさであったことを思い起こす。戦前の作家の句を鑑賞する際は人工的な明りのない夜景を想像して鑑賞しましょう。<例句>/星月夜の俳句 星月夜生活の匂ひふと消えて 西ア佐知/星月夜の俳句 星月夜まさぐる鍵の小鈴鳴る 松山寿美/星月夜の俳句 星月夜峨々の稜線明らかに 門田窓城/星月夜の俳句 山荘の玻璃に溢るる星月夜 稲福昌一/星月夜の俳句 漁火のまたたく沖や星月夜 吉井竹志/星月夜の俳句 漁火や津軽海峡星月夜 木原月吼/星月夜の俳句 出漁の蜑の声とぶ星月夜 岡村紀洋/星月夜の俳句 ふる里のかの山閑か星月夜  長嶺 勇/星月夜の俳句 六甲の稜線確かと星月夜 森田勝彦/星月夜の俳句 洋上は我が船ひとつ星月夜 森本恭生/星月夜の俳句 ふと匂ふ潮の香りや星月夜 和泉清一/星月夜の俳句 稜線を淡く縁どる星月夜 姉歯義ひろ/星月夜の俳句 町包むけい古囃子や星月夜 土館イサ/星月夜の俳句 あの山を越せば故里星月夜 土井木賊/星月夜の俳句 ネオンなき温泉の郷静か星月夜 奥田不二子/星月夜の俳句 漁火の近くに見えて星月夜 若林柾矢/星月夜の俳句 佐井寺のお香水とや星月夜 池下よし子/星月夜の俳句 ふる里の山静かなり星月夜 辻多津子/星月夜の俳句 宇宙より帰還を祈る星月夜 飯岡良一/星月夜の俳句 藤村のゆかりの宿の星月夜 伊藤悦子/星月夜の俳句 星月夜丹波の山を低くして 高橋泉也/星月夜の俳句 星月夜潮入川の風匂ふ 吉野濃菊/星月夜の俳句 星月夜峡の五六戸深眠り 八巻年子/星月夜の俳句 裏山を登りて仰ぐ星月夜 能口和子/星月夜の俳句 二人だけの生活に充てる星月夜 南部静季/星月夜の俳句 仰臥して風に吹かれて星月夜 松阪久美子/星月夜の俳句 星月夜先づは明星夕空に 水野良子/星月夜の俳句 沖灯す島は空港星月夜 布野 壽/星月夜の俳句 星月夜眠るに惜しき能登の海 竹中三津子/星月夜の俳句 一戸づつ空家となりぬ星月夜 長田穂峰/星月夜の俳句 柔らかに嬰抱きあぐる星月夜 菅沼良子/星月夜の俳句 露天湯にこの星月夜一人占 池田幸恵/星月夜の俳句 峰々の湖に影ひき星月夜 石崎そうびん/星月夜の俳句 一村の百戸に満たず星月夜 満仲きく子/星月夜の俳句 高原の一夜泊りの星月夜 辻本和子/星月夜の俳句 祖谷なれや闇の深きも星月夜 大畠宮子/星月夜の俳句 星月夜継ぐ船旅に喜の字祝ぐ 酒井牧人/星月夜の俳句 通夜の寺辞してひとりの星月夜 阿形公枝/星月夜の俳句 目も耳も老いしと思ふ星月夜 阿部陽子/星月夜の俳句 山小屋の一灯ともる星月夜 伊藤弥生/星月夜の俳句 星月夜旅の露天湯に身を沈め 隠岐久美子/星月夜の俳句 杉山に空かぶさりて星月夜 加順悦枝/星月夜の俳句 星月夜空の大川淀みなく 野田ゆたか 野田ゆたか