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[季節] 晩夏を主に三夏(7月を主に5月から7月) 植物季題

[季題] 夕顔(ゆふがほ/ゆうがお)

[副題] 夕顔の花(ゆふがほのはな/ゆうがおのはな)
 

 夕刻に花冠五裂した大きな白花を開き翌朝までにしぼむ。
 
 花は瓢箪と同属。
 
 秋に熟す実は長い円筒形のものと大きく扁平のものがある。
 
 苦みがあるためそのまま食せず薄く長くむいて干瓢に加工する。
 
 熟した実は工芸品として器や置物に加工する。

 別の草花で「夜顔」があって俗に「夕顔」と呼ばれることがあり混同されやすい。
夕顔の俳句 清月俳句歳時記/野田ゆたか編7月の植物俳句のページです。例句は、インターネット俳句清月俳句会の投句及び廃刊俳誌「引鶴」の雑詠句或いは芭蕉俳句などから有季定型俳句・伝統俳句作品を抽出しています。京都清月庵 木津川市 大阪清月庵 枚方市。編者野田ゆたかは、平成22年1月現在、ホトトギスに投句し指導を仰ぐとともにインターネット俳句「清月」を主宰しています。[季節] 晩夏(7月)植物季題[季題] 夕顔(ゆふがほ/ゆうがお)[副題] 夕顔の花(ゆふがほのはな/ゆうがおのはな)夕刻に花冠五裂した大きな白花を開き翌朝までにしぼむ。花は瓢箪と同属。秋に熟す実は長い円筒形のものと大きく扁平のものがある。苦みがあるためそのまま食せず薄く長くむいて干瓢に加工する。熟したものは工芸品として器や置物に加工する。別の草花で「夜顔」があり俗に「夕顔」と呼ばれることがあり混同されやすい。<例句>▼夕顔の俳句 夕顔や酔てかほ出す窓の穴 松尾芭蕉の俳句▼夕顔の俳句 夕顔や子を呼ぶ声が路地奥に 清水恵山の俳句▼夕顔の俳句 夕顔のぶらりぶらりと風任せ 岩本和行の俳句▼夕顔の俳句 夕顔や七堂伽藍に雨の音 橋本幹夫の俳句▼夕顔の俳句 夕顔や熱闘終へし野球場 山本正晴の俳句▼夕顔の俳句 夕顔や住み古る家のたたずまひ 東嘉子の俳句▼夕顔の俳句 夕顔の花を残して暮れにけり 北井古石の俳句