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[季節] 晩夏(7月)         植物季題
 
[季題] 合歓の花(ねむのはな)
 
[副題] ねぶの花(ねぶのはな)  花合歓(はなねむ)
 

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 合歓は落葉高木で6〜7月の夕暮近く枝先に10〜20個の頭状花序を開く。
 
 雄しべの花糸が淡紅色で長く紅刷毛のようで美しい。
 
 葉は互生し羽状複葉で非常に多数の小葉からなる。
 
 夜間小葉が合掌するように閉じて眠るのでこの名がある。
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季節の花300 より
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合歓の花の俳句 清月俳句歳時記/野田ゆたか遍のページです。例句は原則として文語旧仮名遣いで詠まれた有季定型の伝統的俳句を取り上げています。清月俳句会の歳時記 July haiku a glossary of seasonal words for haiku poets noda yutaka/[季節] 晩夏(7月)植物季題[季題] 合歓の花(ねむのはな)[副題] ねぶの花(ねぶのはな)  花合歓(はなねむ)▼副題『花合歓』の例句へ合歓は落葉高木で6〜7月の夕暮近く枝先に10〜20個の頭状花序を開く。雄しべの花糸が淡紅色で長く紅刷毛のようで美しい。葉は互生し羽状複葉で非常に多数の小葉からなる。夜間小葉が合掌するように閉じて眠るのでこの名がある。/合歓の花の俳句 象潟や雨に西施がねぶの花 松尾芭蕉/合歓の花の俳句 洛北は今を盛りの合歓浄土 松山寿美/合歓の花の俳句 妻介護老いを祝ぐかに合歓の花 吉井竹志/合歓の花の俳句 葉の眠り花は関せず合歓夕べ 土井木賊/合歓の花の俳句 朝風に名残りの合歓の花高し 近藤清女/合歓の花の俳句 日蝕の翳りに迷ふ合歓の花 高橋泉也/合歓の花の俳句 合歓の花猿沢の池浮見堂 長嶺 勇/合歓の花の俳句 合歓咲きて夢風船てふゴンドラに 松阪久美子/合歓の花の俳句 雨けぶる薄紅拡ぐねぶの花 大畠宮子/合歓の花の俳句 タ暮れをほのと彩る合歓の花 梅田澄子/合歓の花の俳句 そとふれし指にあわあわ合歓の花 水野良子/合歓の花の俳句 ロープウェー渡る谷間の合歓の花 山中明石/合歓の花の俳句 ゴンドラに見下す合歓の花明り 奥田不二子/合歓の花の俳句 点綴に合歓の花咲く湖西道 佐藤美和子/合歓の花の俳句 合歓の花ホテルの窓は湖に向く 伊藤知子/合歓の花の俳句 野の地蔵天蓋として合歓の花 加藤哲夫/合歓の花の俳句 淡紅の色ほのぼのと合歓の花 原口澄子/合歓の花の俳句 合歓咲くや乙女に恋の芽ばゆらし 森本順子/合歓の花の俳句 ははねむる山の霊園合歓の花 池下よし子/合歓の花の俳句 父の忌や庭に残れり合歓の花 阿部和雄/合歓の花の俳句 走り去る車窓に残る合歓の花 永野美智子/合歓の花の俳句 あはあはと合歓咲き心和みけり 岩井純子/合歓の花の俳句 ほのぼのと紅を広げし合歓の花 橋本幸子/合歓の花の俳句 肩触れて通ひし道や合歓の花 石崎そうびん/合歓の花の俳句 合歓の花咲きて賑わう中州かな 古堂周子/合歓の花の俳句 合歓咲いて園の小径に葉を広げ 山口広子/合歓の花の俳句 皇后の胸に抱かれ合歓の花 志村万香/合歓の花の俳句 ゆるやかな風のハミング合歓の花 小川和子/合歓の花の俳句 山裾に枝広々と合歓の花 松岡推月/合歓の花の俳句 支えある若木の梢合歓の花 松葉律子/合歓の花の俳句 林泉の音を高めし合歓の花 野田ゆたか